と逆に聞いてきた。
私は丁寧に説明したのだが、小島は
「まあ、そういうのは結果論でね。俺はプロだからさ、ふあん(※註: ファンのこと)が喜ぶようにやりたいだけなのよ。だってさ、誰も見てなかったらさびしいじゃない。そんなのプロじゃないじゃないの」
と答えた。
なるほど、さすがにそこまで考えていたわけではなかったか。ていうか、酔っている小島に聞いたのが間違いだったか。
「それとね、雑誌に載せてもらった時に、手役がついてた方が綺麗じゃない。読者もそういうのだと、おっ!って思うじゃない。俺はそういうの考えて打っていたよ」
だからそれがアイキャッチ!
私はそういう話をしたのだが、こんな感じが晩年の、酒が入った小島武夫のリアルなのであった。
この続きは本日発売の近代麻雀6月号に掲載。
さらに本誌には、有名麻雀プロである白鳥翔、伊藤優孝、黒沢咲、二階堂亜樹、山井弘による特別コラム「私と小島先生」や小島武夫にまつわる秘密のエピソードも収録。
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