勝っても負けても、
また応援してもらえるような
麻雀を打ちたい
EX風林火山ドラフト会議
指名選手オーディション
【福島佑一インタビュー】
福島佑一(日本プロ麻雀連盟)
Twitter:https://twitter.com/yuichi198905
-今回のオーディションに参加されるにあたっての思いからお聞かせください。
勝又(健志)さんや滝沢(和典)さんにはよくお世話になっていたので、EX風林火山が、というのは大きかったです。また、以前に出たMONDOという放送対局では1年目が一番ひどい内容で、2年目も自分の中で非常に消化不良なまま大会を去ることになりました。どこかでリベンジのチャンスがないかというところにこういう舞台があったので、チャレンジしようと思いました。
-参加するのに、迷いなどはありませんでしたか。
正直、少しはありました。日本プロ麻雀連盟の公式ルール(一発裏なし・カンドラなし、赤なし)と赤あり麻雀は全然違っていて、正直に言うと赤あり麻雀にはあまり自信がありませんでした。しかも自分は連盟の鳳凰位を獲るためだけにずっと頑張ってきていたので、対極なルールということもあり、Mリーグという舞台で自分が人に見せて恥ずかしくない麻雀を打てるかで、少し迷いました。
-Mリーグの舞台は、どのように見ていましたか。
自分の中ではMONDOの大きいバージョンという感じでした。また、チームを背負うという意味では、僕は小さい頃から将棋をやっていて、大学時代の団体戦とかで人の勝ち負けを背負う経験をし、全然プレッシャーが違うというのは感じているつもりです。もちろん、Mリーグはまた別物だとは思いますが。
-企業がお金を投じた場で打つということで、プロとしてのあり方も変わってくるのではないでしょうか。
麻雀なので負けることもあると思うんですけど、一つひとつに責任があるというか、負けるにしたってみなさんが納得してくれる負け方をしないといけないでしょうし、勝つにしても見ている方が納得する勝ち方をしないといけないと思います。プロとして報酬をいただいて麻雀を打つとは、そういうことだと思っています。
-応援してくださる方へのメッセージをお願いします。
自分は連盟の中では結構恵まれていて、上の方との稽古の場も多くいただいています。その方々に見られて恥ずかしくない、勝つにしても負けるにしても、その人たちが「またコイツを応援してやろう」と思うような麻雀を打ちきりたいと思っています。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。