目指すは優勝の一点のみ。黒沢咲のRMO【Mリーグ2024-25観戦記 3/14 第1試合】担当記者 坪川義昭

このツモがあるならば、残しておきたかった【1マン】である。
当然のように切られた【南】は鳴いていない。

3枚目の【1ソウ】が切られて待ちは弱くなったものの、勝負を決めるチャンス手だ。
リーチを宣言して山との捲り合いが始まった。

ここに参戦したのが小林である。
待ちは悪いものの、そこは打点でカバーする。
ツモアガリでトップ戦線に加われるとなれば、オリる選択はない。

しかし、その希望を打ち砕く黒沢の6000オールが炸裂した。
このアガリで勝負を決めてトップを不動のものとする。

 

南4局

元太が高めツモならば、2着に浮上する先制リーチを放つ。

あとは任せたと黒沢が安牌として確保していた【北】をリリースする。

ドラの【白】をアンコにしていたオヤの寿人が黒沢のトイツ落としを察知し、スナイパーのように狙いを定めた。
黒沢の命はあと1巡である。

しかし、元太が一発で【7ピン】をツモアガリして決着。
最後は助けられた格好で黒沢がトップを奪取した。

チームとして22勝目となり、今シーズン初の200pを突破した雷電が見据える先は優勝の二文字である。
黒沢が守り抜いたRMOの襷は本田へ渡された。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀シリーズ 新刊情報/