下石戟の大三元と渡辺太の三倍満も凌駕するインパクト?! 太が提示した何切る問題【Mリーグ2025-26 セミファイナル 観戦記 4/23 第1試合】担当記者 南山幸浩

太「8000オール」

驚きの表情を隠せない3人が点棒を差し出す。

が、何やら様子がおかしい。

太「…12000オール」

ツモ・混一色・ダブ【東】・ドラ3・赤・一盃口の11翻、親の三倍満であった!

「どんな形でも倍満」
「どう仕上げるか」
「トップ目からリーチ」

「正直、脳が追いついていなかった」と太。
彼でもでもそんな事があるんだなと、どこか安心した。

何はともあれ、ついに太がトップ目に立った!
いやあ、まさかの展開。東場だけで親の役満と三倍満。これが麻雀。これぞMリーグ。
そして個人的には2つの和了よりすごく印象に残った局があった。

12000を和了った次局の東1局1本場
親の太、【6ソウ】を引き入れイーシャンテン。

ここで太の手が止まる。

「ん? なんで止まる?」

僕ぐらいのレベルだと受け入れの手広さから【3ピン】一択に思えたのだ。

恥ずかしながら、実況・日吉の「【9マン】2枚切れですね」
【7マン】【8マン】切りの選択に気付く。

いや、それでも【3ピン】だろうという思いは消えない。

珍しく長考の太が選択したのは、予想だにしなかった【6ソウ】ツモ切り!

その理由として、

・まず【3ピン】切りの選択は真っ先に排除→リーチ・赤のみはもったいない
・黒沢さん内川さんが直前に【9ソウ】を手出ししている
→ドラ表示牌でもある【7ソウ】が薄いと読んだ?
実際に内川の手には【7ソウ】が2枚
・一番打点のみえる345の三色を狙った

結果的には【7マン】ツモでテンパイ逃しの裏目に出るわけだが、

すごく印象的な局だった。
2位の下石とは14300点差、ここでリーチ・赤を嫌うべきだったのか?
太本人も「振り返ってもわかんない」「10年前のネット麻雀なら【3ピン】一択」と。
色んな方々の意見を聞いてみたい選択だったと思った。

激しすぎたこの対局、太がトップを死守。
役満のみの和了となった下石が2位。
ここまでも好調でセミファイナル個人首位だった黒沢は展開に恵まれず3位。
48000を放銃しながらも素点を回復した内川が4位となった。

昨シーズンの開幕式で涙を流した彼の背中がすごく大きく見えたは気のせいだろうか。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \近代麻雀 新刊情報/