伝説のトレーダーcis氏、単独インタビュー!





本日18時より、インターネット麻雀サイト「天鳳」にて『秋葉原カジノクエスト杯』が開催される。

「秋葉原カジノクエスト」は投資家として著名なcis氏がプロデュースしたRPG風アミューズメントカジノ。

個人投資家がアミューズメントカジノ? という疑問もさることながら、日本の個人投資家のトップに位置するcis氏なる人物は非常に興味深い。
今回我々取材班は、めったにマスコミに登場しないcis氏へのインタビューに成功した。

 

―どういう経緯で投資家に?
麻雀・パチンコ・競馬とやってきて、その流れで勝負事として株やFXに手を出しました。
ブラックジャックも好きで、韓国のカジノでは出入り禁止になりました。

 

―勝ちすぎてですか?
張り方から、カードカウンター(※)と認識されたみたいですね。

 

―麻雀を覚えたのはいつですか?
6歳くらいですかね。雀歴30年です。自宅の掘りごたつでの家族麻雀で覚えました。中3くらいからフリー雀荘に行くようになって、高校生の頃は歌舞伎町などいろんな雀荘に行きました。
そうすると友達同士でやると、すでにみんなとは差がついているわけです。で、勝てますよね。勝てると楽しい、楽しいからやるといった感じで、そこから何が強いんだろうと考える、みたいな感じで興味を持っていきました。

当時歌舞伎町で、ゲーム代込みでイーブン程度のちょうど面白いところだったんですよ。今やると、ゲーム代に少し食われちゃう気がしますね。今はみんなのレベルが上がってきてるので、相対的に。

 

―周囲のレベルアップは実感としてありますか。
ありますね。半荘あたりの勝ちが「天鳳」だと平均+2.1ポイントですが、昔の「東風荘」だと+8ポイントありましたから。鳳凰卓に入ってしまうと、周りも強いですね。そんなにヘタはいない。時代とともに麻雀のレベルも上がったんだなぁという気がします。
今はまともなことが書いてある戦術書がけっこうありますから、容易に有益な情報を得られる環境がありますからね。

 

―cisさんの上達方法は?
僕自身はwebサイトで麻雀戦術の考察を書いているところを読んで、データに則ったものを取り入れていきます。どんど有効だと思われるものを取捨選択して取り入れています。いわば最新戦術のごった煮が僕なのかもしれません。勉強することが楽しいんです。麻雀はかつては「天鳳」九段でしたが現在はただの鳳凰民です。かつて九段が21人しかいないころの九段です。最近は天鳳位も増えてきて九段の価値も下がってしまいましたが。

とはいえ真の強い戦術はそうそう揺るぐことはありません。
微妙な状況でたとえば、

親を含む2軒リーチ、9巡目、5200テンパイ、待ち牌は残り3枚、これを押すか引くか、というような判断をデータの蓄積によって、やっぱり行かない方がいいな、とか。

 

―ネット麻雀の制限時間内で判断するのは難しくないですか?
似たようなシチュエーションをパターン化することですね。同じ状況はありませんが、9巡目にギリギリ攻めると判断したら、11巡目だったらオリる、といったように。
このような定石をたくさん蓄えて似た状況から判断するということです。

 

―手牌読みのようなものは?
ほとんどすべて牌効率的なスピード重視です。山読みなどもあまりしません。確率上の読みはありますが、確実なものではないので。

いろんな戦術を取り入れていくことで、少しずつ確実に実力は上がっていきますから、そういうのが楽しいですね。

 

―では最初から強かったわけではない?
大学生の頃「東風荘」(ネット麻雀の草分け的存在)でR2100~2200あったので、当時からネット麻雀の上位数人だったと思います。超上級卓ができたときに、1日中そこで打っていると上ぶれしたときに2200にタッチする感じですかね。情報量のない時代だったんで、相対的に強かったといえます。大学生の頃、いわゆるピンのレートに換算すると半荘給300円はありましたね。

 

―その後パチンコ・競馬へと。
最初僕は麻雀とパチンコで稼いでて、麻雀での勝ち分は微々たるもんなんですが、パチプロをやっていて、当時のCR機はクギにメリハリがついていて、クギの寝かせが見られると、日当期待値3万以上くらいとれる時代だったんですよね。それで1日13時間以上打って、さらに友達にお金渡して打ってもらったりして、パチンコで3千万くらい稼ぎました。
それを元手に競馬をやって、競馬で1千万くらいスってしまったんですよ。で残り1千何百万かで何をやろうかというときに、株の手数料が自由化されてそのタイミングで株を始めました。

 

―ようやくトレーダーになりましたね。日本株ですか?
日本株です。で適当にやってたら、負け続けて手持ち資金が100万円くらいになっちゃったんですよ。で、そこから値動きだけを見るように開眼して、そこから勝てるようになりましたね。

 

―開眼ですか…。正直あまり参考になりませんね…。
値段が次の瞬間上がるか下がるかは僕にもわかりません。が年に何回か予想できる時があって、そこで勝負して勝つ割合の方が多い、という感じです。
毎日チャートを見てどっちかな? って唸ってますが、売買するのは年に数回だけです。

 

―買うときは確信を持ってるんですか?
買うときはかなりの確信めいたものを持ってますが、次の瞬間から「やべえな、損切りしようかな」ってマウスを握り締めてます。
僕の場合損切りが早くて、思った方向に行かないとすぐに切っちゃいます。
ドル円で200万通貨の取引が数千回くらいあります。それでFX初めてトータルで8000万くらいの勝ちですね。ただ最初の2年は負けてて、勝てるようになったのは最近ですけど。

 

―何が違ったんでしょうか?
やみくもに売買しなくなったのと、日銀がやらかしたときの行き過ぎを逆張りする、といったような手法で上手くいくようになりました。

 

―いま手を出してるのは?
日本株と日経225先物と、FXです。
いま僕が個別株を売買すると、トヨタでも値が動いちゃうんで。

もしかしたら、僕がギャンブルで一番稼いだ人なのかもしれないですね(笑)。


―相場の勉強はどのような方法で?

相場の場合は、日々相場を見て取引することが勉強になるので、興味を失わずにやることが勉強なのかなと。本を読んだりはしません、本は正しいことを書いてあるかもしれないけれど、昔のことなので。マーケットが最新ですから。
それよりは、たとえば災害があったときに、過去に類似した災害があった時の相場の推移を思い出して、瞬時に売買できる引き出しと判断力の早さが大事です。

また、中央銀行の政策に対しては逆張りしない、というのは遵守してます。タイミングは難しいですが。1回上がって、レンジに入って次の動きのタイミングですね。1回目の上げ下げは早すぎて捉えられませんので。国の政策とは災害は逆張りしてもいいですが、中央銀行の政策に対しては値動きに順張りしないと、だめな気がします。

 

cis氏のようにトレードで身を立てたいと思う方の参考になっただろうか。
何にでも好奇心をもって学び続ける姿勢が、大事なのかもしれない。

 

現在cis氏は、やはり日々相場を見つつ「秋葉原カジノクエスト」に顔を出したり出さなかったりする生活だそうだ。

「カジノクエスト」公式サイトこちら。⇒ http://akiba-casino.jp/

※カードカウンター:文字通りカードを記憶してゲームを有利に運ぶ人。イカサマとみなされるハウスが多い。

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