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©Mリーグ
「なかなかのやられっぷりだったんですけど、いろいろ勉強させられた1年だったので、この反省を糧にして、いろいろ見直してから来季に挑もうと思います。あと、この前発表があったMトーナメントもあるので、それも本番ではありますけど、次のシーズンに向けての練習にもなるので、しっかりと挑みたいと思っています。
自身のキャリアとしては25年麻雀プロをやっていますけど、チーム戦というのは本当に初めての経験でした。勝ったときは倍うれしいけど負けたときの悔しさは倍以上のものがあって、そういったものは本当にチーム戦ならではだと思います。その意味で悔しい感情は共有させたくない、来季は辛い思いをさせないようなシーズンにしたいと思っています」
「自身では昨シーズンが始まるにあたって十分準備をして臨んだつもりだったんですけど、結果を見るとまだまだ足りなかったと言わざるを得ません。去年もできる限りのことをしたつもりで、もちろん多少はツイていない部分もあったと思いますが、そういう中でも結果を求められている以上、自分は麻雀においていい成績を出さなければいけないというつもりで、去年の日じゃないほどさらに準備をして、それこそ背水の陣で、もし迎えられるのであれば、来季のMリーグに心機一転して望んでいく所存です」
ーシーズン中は、やられたときのほうが燃える、という話もありました。
「燃えています。今、Mリーガー40人の中で一番燃えてるのは間違いなく僕なんで、これは絶対に言えます。もう1日のほとんどを麻雀に費やすぐらいの勢いで、もちろん実際に打つのもそうですけど見る時間も増やしていますし、積極的に練習に臨んでいますので、それを生かせるようにもっともっと打ち込んで強くなって変えていきたい、と思います」
「今まで打っていたフィールドとは違うところに一歩踏み出してみて、うまくいかないというのは変な話ですけど、やっぱりみんな強いですし、もちろん簡単に行くとは思っていませんでした。最初にこのチームが発表されて、優勝できるんじゃないかと思うくらいでしたけど、蓋を開けてみると10チーム中10位ということでした。課題があったり、自分の打ち方を変えてみたりして、付け焼き刃という言い方も変ですけど、今までやってきた麻雀と違うことをチャレンジしてうまくいった部分もあるものの、やっぱりもっとしっかりと打っていかないといけないという部分も見えました。
最初の1年はチームメイトとの意識というか、仲間意識じゃないですけど、まずは仲良くなってどういった感じなのかも探り探りした。そこでかなり打ち解けることができたと思うので、これからは一馬さんを筆頭に、三浦さんもHIROさんも、私に対してもですけど、お互いにもっと言いたいことを言い合って、どんどん麻雀の練習会も増やしますし、それ以外のところでも言いたいことを言ったり、いろいろ自分からも聞いていこうと思っています。麻雀という意味では2025ー26シーズンより間違いなく一回りも二回りも大きくなって、みんながもっと安心して見ていられる麻雀になるんじゃないかと思っているので、そういう意味では厳しい目でもいいので、見ていただけるとうれしいなと思います」
「個人の評価としては、Mリーグに初めて参加してプラスで終えられたというのは手応えのあるシーズンではあったのかなと思います。
(最多タイの)試合数39試合に関しては、他のチームメイトから分け与えてもらえた試合数だったという認識が強いです。EARTH JETSというチームは今シーズン参入して、監督も最初におっしゃられていたんですけど、基本的には選手全員に均等にチャンスが与えられるべきだという認識で、全員が30試合ずつ打つ予定でした。でも、終盤に関してはアースジェッツの成績も振るわない中で、僕の最多勝の可能性が一縷の望みとしてあった状態だったので、監督やチームメイトと相談して『多く打たせてくれないか』という話になって、そういう形になりました。
結果として試合数を多く打てたことは経験としてもありがたく受け止めさせていただいていますし、最多勝に挑戦させていただいたのは、チームの思いとして背中に重くのしかかるものもありました」
-来季への意気込みを。
「EARTH JETSは10位で終わってしまいました。10位という結果を真摯に受け止めて、Mリーグという場に慣れていなかったのか、単純にMリーグルールが打ち込み不足だったのか、それとも対相手の研究が足りていなかったのか、原因をチームメートとともに練習を交えて話していって、その原因の究明ができたらそれを一つひとつ潰していき、来季までにどうにか間に合わせて、来季はこういう囲み取材でみんなが笑顔で会見できる、そういうチームにしていきたいなと思います」
川村芳範監督
「我々がMリーグにEARTH JETSというチームを作りましてこのメンバーをセレクトしまして、私らの最初のコンセプトはやはり『強いチームを作る』というのがコンセプトで、タイトルホルダーというメンバーばかりを集めました。
実際に参入して私も試合会場にかなり行きまして、控室でもいろいろ見ていたのですが、一番感じたことは、あの非常にきれいな素晴らしい会場でスポットライトをずっと浴びて、各選手がきっちりと礼をして座って麻雀を打つ、その雰囲気というのはやはりあるような気がしています。
我々のメンバーは一馬が一人プラス、あとはマイナスになったのは、その雰囲気に慣れていないのも一つあるのかなと。『甲子園球場には魔物が棲んでいる』と、よく言われるじゃないですか。このメンバーであっても、やっぱりHIROとかみうみう(三浦智博)とか、むーこ(逢川恵夢)もそうですけど、あの会場では勝てないのが事実ですよね。
我々としては、やはりこの実績が今のMリーグでの実力だと、僕は思っております。リーグ戦は別ですし、だからこそこれからは、Mリーグのルールもですし、あの雰囲気に慣れるということもですし、我々は最下位になったということを素直に認めて反省していかないといけません。
でも今回のファイナルを見ましたら、4チームの選手の内14人が(日本プロ麻雀)連盟の選手なんですよね。連盟ルールは一番厳しいですけれども、決してそれが原因ではない。となると雰囲気、また今のファイナルに出ている方はだいたい慣れているということで、慣れも必要ですし、三浦が言ったように練習も必要です。
そういうことも含めて、我々はオフシーズンに結構練習を組んでおります。そして彼らは当然、個人でも練習をして来季に備えると思っております」
ー来季に向けての目標をいただけますか。
「当初はいろいろなキックオフイベントとかでも『初参加で初優勝」と言っておりましたけれども、これが事実、実力でもありますので、我々としては来シーズンはセミファイナルに行く、背水の陣でもありますから、まずはセミファイナルに進出するというのが目標です」
【質疑応答】
ー川村監督にお伺いします。今シーズンは新規参入1年目ということで、アース製薬が麻雀チームを作ったということについて、社内外での反応があれば、エピソードを教えてください。
川村監督
「新聞をはじめいろいろなメディアにも出るということになって、『アース製薬がMリーグに参入したよね』と、想像以上に反響がありました。我々は不甲斐ない成績で終わったんですけれども、我々のファンの方の『頑張ってほしい』という温かい声は想像以上にありました。それは会社としても結構びっくりしています」
ーちなみに、街中で声かけられたりとかあったんですか。
川村監督
「5、6回ぐらいですかね」
逢川
「私よりあるじゃないですか!」
三浦
「数字が出てくるってことは全部覚えてますよね」
川村監督
「それが自分的に一番びっくりしましたね。他の役員と喫茶店に行っていてお茶を飲んでいて、立ち上がりかけたら若い方から『川村監督ですよね?応援しています、握手してください』って声をかけられたりして、こっちのほうがびっくりしました。他にもMリーグスタジオに行くときに学生の方に声をかけられたとか、数が少ないから鮮明に覚えています(笑)」
ー逢川選手はイベントで来季の個人目標を『650ポイント、15勝』と掲げていましたが、他のお三方の数字的な目標があれば教えてください。
「プラスはもちろんなんですけど、200ポイント」
一馬
「何勝ですか?」
川村監督
「目標は高く」
「あまり決めてなかったですけど、7勝ぐらい、控えめに」
一馬
「7勝で200勝てるのかな・・・?」
三浦
「ちょっとつまらない答え方になっちゃいますけど、本当にないです。今できることを最善を尽くすだけです。(フラグは)立てません!」
一馬
「賢明な判断でございます。私は、今シーズンは39試合出て13勝することができたんですけど、来季は39回打つような展開にならないと予想しまして、30回打つとして3割ぐらいなんでトップ9回でプラス150ぐらいでいけたらいいのかなと思いますけど。
逢川
「控えめだなあ」
一馬
「だってプラス200でしょ、プラマイゼロでしょ。プラス650でしょ。これ、僕が足を引っ張らなければもう楽勝で、レギュラーシーズンはね」
三浦
「それ、去年も言ったからね」
一馬
「でも実際、全員プラスマイゼロでレギュラーシーズンは突破できるんですよね。ただ、やっぱり麻雀ですから調子の良い悪いとかもあります。なので2人プラス2人マイナスで、そのマイナスも200ぐらい。プラスが100・100でマイナス200・200だったら通過できそうかなって感じているので、調子が悪ければマイナス200ぐらいに抑えたいですし、プラスだったら150あれば十分じゃない?」
三浦
「650必要?」
一馬
「だって650勝つ麻雀になっちゃうと、それはそれで変なことになっちゃうので、それは状況を見つつ、650勝たなきゃいけない状況だったらそれを狙いますし、基本的にはプラスマイナスゼロ以上を目指して頑張っていきたいなと思っております」
メンバーシップ向けに、当日の写真を掲載!














