そして、手から出てきたのは。
1牌たりともぬるい牌を打たないぞという山上の覚悟を感じます。
そして、東場でものすごいサーカスプレーを見せつけた岡田。
に、若干よれたをツモ。
まっすぐにツモ切ると本間の和了となりますが、ここで岡田はしっかりと場をにらんで打。これまた、-が場に出現することはありません。
そして、次巡にツモってきたのが…
これまた! そして、を引き入れて、
この形で渾身のリーチ。
山上と岡田によって徹底的に-を抑え込まれた結果、リーチ直後に本間の手に送り込まれたのはドラの。
岡田の捨て牌にソーズは1枚もなし。
最終的には、本間が苦悶の表情からを打ち出し万事休す。
オーラスもこのまま岡田がしのぎ切り、2021年の北海道最強位は岡田一馬さんに決まりました。
麻雀最強戦2021 北海道最強位決定戦
優勝は「北見スリーピース代表」岡田一馬さん❗️全国アマチュア最強位決定戦も頑張ってください。
長時間のご視聴・拡散のご協力、ありがとうございました。
心より感謝いたします。2022年も麻雀最強戦北海道最強位決定戦でお会いしましょうm(_ _)m pic.twitter.com/kL1YfWOsiN
— 喜多清貴(日本プロ麻雀連盟 北海道本部長) (@kitakiyotaka) September 26, 2021
札幌の山上さん、苫小牧の本間さん、そして、北見の高屋敷さん。
負けた悔しさこそ手元に残るでしょうが、これだけの締まったゲームを演じられたことについては、悔いはないでしょう。
いずれ劣らぬ素晴らしい打ち手でした。心から、賞賛の拍手を送りたいと思います。
そして、優勝した岡田一馬さん。
北海道最強位として、全国アマチュア最強位決定戦でも、舞台の大きさに臆することなく、自分の麻雀を貫いてきてほしいと思います。
あなたなら、あるいはタイトルを北海道に持ち帰ってくれるかもしれない。
北海道で多くの麻雀ファンが期待してます!
最後に、前年度北海道最強位として一言語らせてください。
最強戦はとかく、「半荘1回の一発勝負」というイメージが注目されますが、その実、一発勝負だなんて短絡的なものではないんです。
そのたった半荘1回の中に、打ち手の技術や想い、歩んできた文化が集約されて、ロングディスタンスの戦いでは表現できない、熱い火花のようなものがほとばしります。
ぜひ、これをご覧の皆さんも、最強戦に挑戦してみてください。
そして、一緒に戦いましょう!
きっとその熱に身を焦がされて、麻雀がいとおしくてたまらなくなるはずです。
北海道最強位決定戦から一夜明けて、改めて自分の対局を振り返りました。
本当に嬉しかったのは、解説の喜多プロが、
「腐っても現北海道最強位。当面の敵に対して甘い牌は一牌も降ろさない」
と、言ってくださったこと。
派手な活躍は出来なかったけど、これだけで十分でした😊
— 千嶋辰治(北海の辰) (@hokkainotatsu) September 27, 2021