「ファンの方の応援こそが連覇につながる」EX風林火山・藤沢晴信監督
昨シーズンはチームとして「背水の陣」を掲げて優勝、ドラフト指名選手を大会形式のオーディションで決めるなど、EX風林火山の藤沢晴信監督はさまざまな取り組みでMリーグを盛り上げてきた。優勝チームを指揮して臨む新シーズンについて、お話を伺った。
-開幕直前、ここまでのチームの準備についてはいかがですか。
基本は個々人で高めていて、各選手からは準備は万端だと聞いています。チームから麻雀の調子や指示についての話はしていません。
-今シーズンはユニフォームのデザインが一新されました。
優勝したら次の年はレギュラーシーズン敗退というジンクスを破らないといけないので、ユニフォームは変えなきゃいけないと思っていました。新ユニフォームは鎧の上に陣羽織を羽織っているイメージです。ポイントは、真ん中の星。これは優勝1回を意味していて、来年には2個と、どんどん増やしていきたいと思います。
-スポンサー企業はオーディションでも協賛していただいた3社に加え、右肩にも新しい会社が加わりました。
野村総合さんという、二階堂姉妹をずっと応援していただいている神奈川県のリフォーム会社で、社長からお電話をいただき、貢献したいということで加わっていただきました。本当は協賛社さんで麻雀大会をやりたかったのですが、時期がくれば、協賛社さんもファンの方も含め、大会をやれればと思っています。
-ファンの方からは新シーズンに向けて、さまざまな声があったと思います。
ガラッと変わりましたのでね。ユニフォームも変わり、ビジュアル的にもだいぶ変わったと思います。滝沢さんの抜けた穴は、その時は大打撃だったんですけど、今となってはゼロから始まって、かなり仕上がっている感じはします。
-新しい2選手について期待するところは。
瑠美さんが加入することによって、EX風林火山の中心選手である亜樹さんへの好影響もあると思いますし、自らのポイントはもちろん、ムードメーカーとしても期待できると思います。松ヶ瀬さんは、自らの力でMリーガーになった唯一の選手です。その自負は誰よりもあると思いますので、活躍を期待します。
-ちなみに、開幕戦に起用する選手は決まっていますか。
もう決まっていて、本人には伝えています。開幕戦は重責なので、今から準備をしてもらっています。公式発表は当日までお待ちいただければと思います。
-最後に、ファンの方に向けてメッセージをいただけますか。
まだまだコロナ禍の収まらない状況ですけど、今年中には収まると思いますので、より触れ合っていきたいですね。ファンの方の応援こそが連覇につながると思っていますので、ぜひ応援していただきたいなと思います。まずは開幕戦、初戦なので、そこから盛り上げていきたいと思います。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。