あなたはどっち派?
多井隆晴 究極の一打 VS
堀慎吾 至高の選択!
文・ゆうせー (2022年4月15日)
「Mリーグで誰が一番強いのか?」
という話題で必ずと言っていいほど名前が挙がるのが、多井隆晴と堀慎吾。
今シーズンもここまで、この両名は素晴らしいプレーをたくさん見せてくれた。
私は今年に入ってから週ごとに好プレーをランキング形式でYouTubeにアップしているのだが、その中でも多井と堀を取り上げる回数が抜けて多くなっている。
主観のランキングではあるし、もちろん小林や魚谷をはじめ、好手が何度も見られる他の選手もいる。
だが、その中でも「おおっ! マジで!!」と思わず大興奮する一打や、「素晴らしい…(言葉を失う)」と惚れ惚れするような選択は、多井と堀が生み出すことが多いように感じる。
今日はそんな2022シーズンに二人が生み出した数々の神打牌の中から、とびきりの一局をそれぞれ紹介したいと思う。
まずは多井から。
時は、2月22日(火)1試合目。南1局1本場。

多井は親番で、
を残して
のメンツが出来ても、タンヤオがなくなって役が苦しいうえ、
も対子から1枚外すことが多くなるので、手役が一気に消えてしまう。
打としてもツモ
は
となってタンヤオが狙える、という裏目のフォローが効いていることもあるだろう。
2巡目後、

を引いて、2枚切れとなった
をリリース。
さらに、

多井はを引いて、マンズがリャンメン変化を果たす。
ここでの選択が凄まじいのだが、多井は、

なんとを打った!
立体図を見てみると、

は2枚切れ。七対子としてはかなり使いづらい。一方で、
は赤を含めてまだ3枚残っている。
また、打とした場合の
はいい待ちではあるのだが、ここで
のメンツが出来てもタンヤオが消えてしまう。ドラ含みのソウズ二度受けをなんとかするために、まだ仕掛けルートは残しておきたい。
メンツ手として嬉しいの受けと、ツモ
でのタンヤオ三色含みの伸びを残しつつ、さらに七対子も睨みながら多井はマンズをあえてカンチャンに固定したのだった。狙いが明確でないと、なかなか打てない一打だ。
その後、

ツモときて打
。中盤に入ってメンツが出来たので、ここで七対子を見切りつつ、場に高いピンズを切ってスリム化。
さらに、

を引いてイーシャンテンに!
さらにを引いて受けが広くなったところに、対面の萩原からリーチがかかる。
一発のタイミングで、多井は、

テンパイ!
は現物で、通っていない
はドラだが、

ここはリャンメンで勝負! リーチだ!
やはりめくり合いをするのなら枚数は重要だ。シャンポン受けにとった場合には、1枚切れているドラにあまり期待が持てないのもあるだろう。
後手を踏んだときの守備力に定評がある多井だが、踏み込むと決めたときは、決して変に日和ったりしない。
さらに村上からもリーチがかかるが、

対面の萩原から出たで、多井の7700のアガリとなった。
分岐の多い難局を、事も無げにクリアしていった多井。ファイナルでもこの決めポーズが見られるか。
続いては堀。

こちらは2月17日(木)2試合目。