それでも彼はテンパイを外した だってあいつは、園田賢 最後まで――できることは全部やる【Mリーグ2022-23観戦記3/17】担当記者:後藤哲冶

堀の手によって断ち切られた。
点数は、2600点と決して高くない。
それでも――。
ドリブンズの希望を打ち砕く、重い、一撃だった。

連闘となった多井がオーラスも逃げ切り、バースデートップを獲得。チームを5位に浮上させた。

背水の陣で挑んだ園田は、3着という結果だった。

──親番も落ちたオーラス。
園田は3着になるアガリを掴み取った。
もしかしたら、火曜日の最終戦、ドリブンズが親番で猛連荘して点数を荒稼ぎするかもしれない。
その時に、少しでもポイントが多くあるように。
どれだけ希望が薄くても、やれることは全部やった。
最後まで貫いた園田賢の矜持。

残り2戦。
今日の結果を受けて……ドリブンズのレギュラーシーズン突破が更に厳しくなったことは事実だ。
けれど。けれどどうか最後まで見届けて欲しい。

最後の瞬間まで最善を尽くす雀士達の、誇り高き勇姿を。

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