■10周年への意気込み、そしてその先へ
──今回はMJ10周年ということで、本当に力を入れていろいろな取り組みをされていかれることが分かりました。改めて、10周年での取り組みや今後への思いをお聞かせください。
吉田 10周年を支えていただいたお客様に恩返しと言いますか、少しでもプロの方々に触れ合ってもらえたら、そしてもっと麻雀を楽しんでいただけたら、という思いが一番大きいですね。そして我々もさらにチャレンジしていく姿を見せることによって、皆さんに期待していただけるようなタイトルであり続けたいと思っています。
松嶋 10周年アップデートの大きさ、チャレンジとかを聞いて、その中の一つに自分の実況を組み込んでいただけたことを、本当にありがたく思っています。番組にもたくさん呼んでいただけているので、私もいっぱい宣伝して、みなさんと麻雀を楽しみたいと思います。
──10周年イベントの先、という点についてはいかがでしょうか。
吉田 まず、今回の「役姫」実装という大きなチャレンジが、僕らの進む道を示すと思います。お客様の反応を見てさらに力を入れていくのか、あるいは方向修正をしていくのか、どちらの場合もその中でよりお客様が望むものをご提供していければと思っています。
──松嶋プロは今後、MJアプリとどのように関わっていきたいですか。
松嶋 MJって、ずっとプロ雀士をすごく大事にしてくださっているんですよね。Mリーグなどもあって麻雀業界が盛り上がってきている中で、プロ雀士と打てる、プロの実況解説で打てるということの価値が以前よりもだいぶ上がってきているのではないかと思います。
ですので、我々が恩返しするのはここからなんじゃないか、という気持ちが本当にあります。ずっと大事にしてくださっていたからこそ、盛り上がっている今、私たちはさらに頑張らなければいけないという気持ちがあるので、実況を実装していただいたことも含め、さらにいっぱい告知して、皆さんに「松嶋桃と打ちたい、松嶋桃の実況で打ちたい」と思ってもらえるような活動を、よりしっかりしていきたいなと思っています。
そして実況だけでなく打つほうでも皆さんと交流しながら、MJしかプレイしたとがない、リアルの麻雀を体験したことがない、という方がリアル麻雀に触れるきっかけも作れたらな、と思っています。
──オンラインでプロと打てるとなれば、地方の麻雀ファンの方も喜ばれると思います。
松嶋 地方に行くと、よくそういうお話を伺うんです。私たちが思っている以上に皆さんが喜んでくださっていて、その意味でもMJのようにオンラインで楽しめるアプリで皆さんと麻雀が打てる意味は大きいと感じています。
吉田 地方の方もそうですし、やはり雀荘に入ることに抵抗を感じている人はまだまだいらっしゃると思います。その中にも腕自慢の方はいらっしゃるでしょうし、そういった方にもプロが参戦されているときには気軽にチャレンジしていただきたいなと思っています。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。