試合後には、少し照れながらも本音でそう語っていた。それでもすぐに冷静さを取り戻し、自分の麻雀に戻ったという。
焦点は中田と茅森との点差だった。
それぞれ 17,500点差 と 19,000点差。つまり、供託と本場を加味すると…。
もともと中田にはマンガンを打つと着順が入れ替わるが茅森にはマンガンまでなら打てる状況という所に辿り着く。
萩原は一瞬だけスコアに視線を走らせ、ドラの所在の可能性を今一度確認する。
そして、迷わず
を手に取った。
それは、茅森の着順を上げにいく一打。
茅森
リーチ・ピンフ
2,000(+1,300)
それと同時に、それはチーム16戦ぶりの勝利を確定させる一打になったのであった。
萩原聖人
「今日は瀬戸熊さんと僕でプラスを持ち帰る事ができましたけど、次はどうなるか分からない。でも次も、僕たちは同じように明るく楽しくトップが取れるような麻雀を4人で打ちたいと思います。」
16戦ぶりの勝利。
この一勝は、抑えようとしても抑えきれなかった想いがようやく形になった瞬間だった。
もしかしたら時代にそぐわないかもしれない。
感情をあまり表に出さないのが令和なのかもしれない。
それでも、やっぱりこの魂(ライデンティティ)の叫びは必要だ⚡️
「(雷電の麻雀は)面白いんです!!」
待ってたぜ!
俺たちのハギー!!

日本プロ麻雀連盟31期後期(9年目)北関東支部所属。地方から麻雀熱をテーマに活動しています。【歩く地方リーグ】連盟公式対局の速報なども担当。【速報の中の人】JPML WRCリーグ3期・9期【WRCの申し子】と呼ばれてたり呼ばれてなかったり。














