「やっちゃったかな?」からの破顔一笑〜園田賢、殊勲のトップ奪取【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 3/13 第2試合】担当記者 千嶋辰治


その宣言牌は…?
そう、萩原が嫌った【9ソウ】だ!
あるいはデバサイの7,700+αを勝ち得る選択肢もあったがそれを選択しなかった萩原と、萩原が嫌った【9ソウ】を切ってテンパイこぎつけた園田。
この二人の姿に明らかな光と影を感じた方は少なくなかっただろう。

両者のリーチ棒が激しく火花を散らす。
こうして熱を帯びる両者に冷や水をかけて鎮火に成功したのは高宮だった。
「ツモ。」


その右手には【4ソウ】
両者に1枚もツモらせることなくこの局を引き取った高宮。
値千金の800ー1,600にリーチ棒2本をせしめてトップを快走する。

・勝負を決定づけた園田の選択

アガリまではなかったものの、萩原への大量失点を免れた園田。
東4局にさらなるターニングポイントが訪れる。
11巡目、

 


中盤を過ぎて園田の手はご覧のとおり。
ここであなたなら何を切るだろうか?


【3マン】の重なりに手応えを感じていた、と対局後に切り出した園田はこう続けた。
【7ソウ】の横伸びも逃せないしどうしようかな、と。結構遅い巡目なので、最後は789三色でテンパイを入れられるように…。」


この思考から切り出されたのが【6マン】だった。

しかし、次のツモが、


なんと裏目の【5マン】


「やっちゃったかな…。」
と、園田もこの表情。
難しい選択を強いられる手に追い込まれた上、【5ピン】【6ピン】がアタマになれば、


こんなテンパイを逃すことになったかもしれない、と語った園田だったが、


そんな後悔を全て帳消しにする【4マン】ツモでニッコリ。


「こんなカン【4マン】引いたら一発ツモだよね♪」
と、その言葉どおり、


園田の右手で【4ピン】が踊った!
リーチ一発ツモピンフ赤ドラの6,000をアガってトップ逆転。

このアガリが決定打となり、チームに貴重なポイントを持ち帰ることに成功。

ボーダー争いから一歩抜け出した。
本日のゲームを終えて、ボーダー争いはABEMASと雷電の一騎打ちの様相になった。
雷電は3着2本でマイナスを計上し、ABEMASの下へ滑り込んで7位へ転落している。
しかし、ここからの対戦カードが実に面白い。


まず来週は16日(月)にABEMASと雷電による最後の直接対決が待っており、20日(金)には雷電とドリブンズの直接対決。


さらにレギュラーシーズンのラストウィークでは先にゲームを終えるABEMASの成績をにらんで再びドリブンズと雷電が激突する。

各チームの残り試合は10を切った。
3月27日に笑うのはどのチームか?
セミファイナル行きの最終切符を手に入れるのは、ABEMASか?雷電か?
それとも思いもしないシナリオが待っているのか?
勝負の行方は、神のみぞ知る。

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