鈴木たろうも悩ます…Mリーグを席巻する“黒沢家のしきたり”【熱論!Mリーグ】

5万点あるし、さすがにオリるかと思ったが

押した!

たろうはツモ切りリーチだ。愚形の可能性が高く、それならばは通る。たまに高い好形のケースもあるが、ドラが5枚見えた今回の状況ではその可能性もかなり低いとみたのだろう。こうして黒沢はケーテンをもぎとった。

(庶民の真似事なんていつでもできるのよ♪)

と思ったかどうかはわからないが、読みの深さやそれを信じる度胸を垣間見た。次局、たろうの親を落とした黒沢がトップを取り切った。震撼するセレブの半荘だった。

(黒沢+71.9 二階堂+1.3 高宮-20.0 たろう-53.2)

 

二回戦、連闘したたろうがトップを取り返す。ラスを引いた後なのでホッとしていることだろう。この半荘もみどころが多かったのだが、スペースの都合で紹介できないのが辛いところである。

(たろう+67.5 高宮+8.8 萩原-27.1 勝又-49.2)

 

ここのところのたろうは、トップかラスかという結果が続いている。それはたろうの高打点を作って前に出る麻雀からするとある程度は予想通りなのだろう。本日も終わってみればプラスだ。

トップ率35.6%

ラス率17.7%

累計スコア+2671.3p(6年・240半荘)

この数字はたろうの2017年までの協会Aリーグでの戦績である。短期による上振れはあるかもしれないが、Aリーガー相手に異常な成績だと言える。

「ゼウス」と崇められ、協会員の期待を一身に背負うたろうが完全復活したら、確実にプラスを計上し続けるということだ。

またドリブンズには、最高位戦のエースである村上と、Mリーグで才能を存分に発揮している園田がいる。

折り返し地点に到達し、上下ともに差はわずかではある。

しかし、内容をみるとドリブンズの躍進を十分に感じることができた前半戦だったと言えるだろう。

◆大和証券Mリーグ2018 7チームが各80試合を行い、上位4チームがプレーオフに進出するリーグ戦。開幕は10月で翌年3月に優勝チームが決定する。優勝賞金は5000万円。ルールは一発・裏ドラあり、赤あり(各種1枚ずつ)。また時間短縮のために、全自動卓による自動配牌が採用される。

(C)AbemaTV

大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vs麻雀格闘倶楽部vs雷電

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