麻雀界初の”オスカー雀士”誕生!! 【松嶋桃プロインタビュー】

7月1日の松嶋桃プロのツイートが、麻雀界に大きな反響を呼んだ。その当該ツイートがこちら↓。


いったい何がどうなってオスカー所属に!? オスカーといえば最大手の芸能プロダクション。失礼ながら「麻雀プロ」とは相容れないイメージを持ってしまうのだが…。
というわけで、さっそく本人に真相をうかがうべくインタビューを申し込んだ。

―― まず何がきっかけでオスカープロモーションに所属することになったのですか?

松嶋 「ボンバーワン」というクイズ番組に出演したときに、共演した経済学者の鈴木(貴博)さんが所属されていて、声をかけていただいたのがきっかけです。
事務所の方に話を通していただいて、その後はとんとん拍子で話が進みました。
マネージャーさんは大橋巨泉さんの担当をしていた方で、これも麻雀つながりですかね。

―― 活動はどう変わりましたか?

松嶋 お話をいただいた時点でスケジュールは2か月くらい埋まってたんですけど、いったん整理して正直いまはまだのんびり暮らしてます。
もともと週1休みあるかないか、くらいだったのですがいったん夏休み気分です(笑)。

―― 「麻雀プロ」がオスカーに所属というのは、けっこうなインパクトがありますね。

松嶋 カテゴリは文化人枠になるんですけど、「麻雀プロ」という肩書ありきでお誘いいただけたのはうれしかったですね。

―― タレントさんが麻雀プロ試験を受けるケースはままありますが、逆のケースは第1号ですね。

松嶋 たとえば地上波のテレビ番組に出るときに「麻雀プロ」として紹介してもらえるのなら、出演する意味はあるのかなぁって思います。そんな職業があるんだぁって知っていただければ。
実は、自分自身がタレント的な活動をしたいって意欲はあまりなくて、それよりも先の人につながることになればいいかなって思いの方が大きいです。
以前「パネルクイズアタック25」に出場したときに、麻雀と全然関係ない方からいろんな反応をいただけたので、その経験からやってみてもいいのかなって感じてます。

―― あのときはトップ賞でしたね(笑)

松嶋 そうなんですよ! 収録が終わって控室に戻ったら、すでに賞金が用意されていてテンション上がりましたね!

―― 出てみたいテレビ番組はありますか?

松嶋 やっぱりクイズ番組は好きなので「Qさま!!」とかですかね。でもいざ本当に出られるってなったら、コワイでしょうね、プレッシャーで(笑)
事務所からは、クイズ番組見て正答率を記録しといてって言われてますから、そっち方面で売ってもらえるといいですね。
「ミリオネア」のある時代だったらよかったんですけどねぇ(笑)。

―― 本の出版予定もあるそうですが。

松嶋 以前「ぶるぺん」というネット番組に出させてもらった時に、受験勉強の仕方の話をしたんです。
それを見ていただいていた、KKベストセラーズさんからお話をいただきました。

(「ぶるぺん」 https://videotopics.yahoo.co.jp/video/watanabe/106688

いま打ち合わせの段階で、企画が進行中です。私自身受験勉強を始めるのが遅かったので、時間をかけないで効率よく結果を出せるか、というのがテーマっぽいです。
なので、社会人が資格試験の勉強なんかにも使えるような本になる予定です。
私の受験勉強以外のエピソードも入れるかもしれません。11月ぐらいには出せると思います。

―― 麻雀関係の方面はいかがですか?

松嶋 ゲスト活動を控えた分、AbemaTVの実況などができるようになりました。逆に麻雀を打つ時間が減っちゃって不安になりますね(笑)。
軸はあくまで麻雀プロなので、流されないように気をつけてます。あまり麻雀から離れすぎないように、麻雀の動画もよく見てます。

自分が打つのは女流リーグ戦です。
タイトルは獲れたらうれしいですけど、それ自体を目標にはしたくないですね。

それよりも獲ったときに祝福してもらえるような人になりたいですね。
麻雀って負けることの方が多いですから、勝っても負けても堂々としていられるような自信をつけたいし、そういう日々をすごしたいです。

それ以上に「麻雀プロ」を名乗る以上、内輪で勝った負けたってやるよりも「麻雀」をビジネスにしたいですね。好きな麻雀に携わって、死ぬまで仕事として続けられればいいなと。

私が今こういうタレント的な活動をすることで、麻雀が少しでも流行ってくれれば道は広がるかなと。
たとえば麻雀をまったく知らない主婦の方が、麻雀プロがクイズ番組で活躍しているのを見たらいいイメージを持ってもらえるかもしれない。そしたら旦那さんは麻雀に行きやすくなるかもしれない(笑)。
それだけでも意味があると思うんですよ。そんな小さいことの積み重ねで、私たちにもいいことが起こるかもしれないですしね。

麻雀プロの知名度が上がれば、市場も大きくなるだろうし。

私は「一生楽しく麻雀して生きていければいいよね」ぐらいの気持ちが根っこにあるので、今後もそのノリで生きていこうと思います!

PROFILE:松嶋桃

日本プロ麻雀協会9期後期 京都大学法学部卒 キャッチフレーズは「京大式小型肉食獣」 愛知県出身 O型 このたびオスカプロモーションに「プロ麻雀士」として所属することに。

オフィシャルブログ 「ももぶろ。」⇒ https://ameblo.jp/cats-sillabub-momo/
twitter@matsumomo916

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