7月11日に行われた「Mリーグ 2022-23シーズン ドラフト会議」にて、KADOKAWAサクラナイツはMリーグ公式解説者を務めていた渋川難波を指名。
翌12日には正式に選手契約を締結し、同日18時より「Mリーグ2022-23 KADOKAWAサクラナイツ新選手入団会見」を開催した。
会見場には先に内川幸太郎・岡田紗佳・堀慎吾の3名が着席し、最後に主役である渋川が登場。
Mリーグリポーターの松本圭世、チームの森井巧監督による司会進行で、会見はスタートした。
会見では最初に森井監督から、渋川獲得の意図について説明。
「Mリーグに通用する力」「Mリーガーになるための努力」「麻雀を通じての発信力」
という3つの理由を挙げ、渋川への期待を語った。
続いて、渋川が入団挨拶を行った。
最初に応援してくれているファンへの感謝を語り、
「とにかく、やるぞ! という気持ちです。沢崎選手の代わりには絶対になれませんが、僕を指名していただいたということは、僕にしかできないことを求められていると思いますので、対局でもそれ以外でも精いっぱい貢献していきたいと思います」
と、意気込みを語った。
一方で、あまりに緊張を感じさせる渋川に、チームのメンバーが心配する様子も見せていた。
その後は内川・岡田・堀のコメントを経て、新シーズンのスポンサー紹介に。
KADOKAWAサクラナイツは7つのユニフォームスポンサーがついたことを紹介し、7つめのスポンサーはお笑いコンビ「シソンヌ」が動画でスポンサー契約を発表するというサプライズがあった。
続いて行われたファンクラブ会員からの質問コーナーは、事前に寄せられた質問に渋川が答える形式で進行。
自信の麻雀スタイルについては
「正直、言うほどのことはある麻雀を見せる自信はあります。雀風は、打点を作ってめちゃくちゃ押して、勝つときは派手に勝って、負けるときも戦って負ける。見ていて退屈しない麻雀をお見せできると思います」、戦ってみたい選手については佐々木寿人(KONAMI麻雀格闘倶楽部)の名を挙げていた。
また、報道陣からの質問にも真摯に回答していたものの、あまりの堅さに他の選手や司会の松本圭世からツッコミを受ける場面も。
ときには笑いも起きるなど、和気藹々とした雰囲気の中で会見は進んでいった。
会見の最後には、チーム最年長となった内川が
「今までのサクラナイツを知っている方からすれば雰囲気が変わったように感じるかもしれませんが、メンバーが変われば当然だと思います。3年間で培ってきた、ファンの方に愛されるチームを続けていけるように、そしてスポンサーの方々に恩返しができるよう、一つでも多く勝って、連覇を狙っていきます」
と締めくくった。
会見後はフォトセッションが行われ、渋川が初めてユニフォームに袖を通した。
また、「考えてきた」というサクラナイツポーズも披露。
これが正式に採用されるかはまだ未定だが、正式にサクラナイツの一員となった渋川の、今後のさらなる活躍に期待したい。