ファンの応援を糧に、楽観主義で挑む!! Mリーグ2020開幕直前 チームインタビュー 「KONAMI麻雀格闘倶楽部」

ファンの応援を糧に、

楽観主義で挑む!!

Mリーグ2020開幕直前 チームインタビュー

「KONAMI麻雀格闘倶楽部」

このインタビューは10月5日のMリーグ2020開幕当日の試合直前に行われたものです。

文:東川亮

佐々木寿人
高宮まり
前原雄大
藤崎智
石田進矢チーム担当

昨シーズンが終わってから3ヵ月ほどが経ちましたが、今シーズンへの意気込みからお聞かせいただけますか。

寿人 3ヵ月という感じじゃないですね。終わったのがもう少し早かったので割と長いような印象もありましたし、新型コロナの影響もあったのでなかなか打ち込みもできなかったんですけど、それなりにできることはやってきたつもりです。

高宮 時勢的に難しい部分もあったんですけど、まずこうして開幕できたことをうれしく思いますし、自分なりにいろいろ練習はしてきたつもりです。

前原 僕の場合は年長者ということもあり、緊急事態宣言の間は週に4日か5日、1万2000歩くらい歩いて、体を作れる状況があったのはうれしかったです。主治医には「8000歩にしてください」と言われたくらいです。それと過去2シーズンの試合を見返してみたんですけど、荒々しさの部分がちょっと減っているなと感じました。個人もチーム全体も、うまくなっちゃっているんですよ。そこを藤崎さんは別として、もう一回僕個人は原点に返りたいなと思っています。もう少しゴジラっぽく火を噴く感じでね。こぢんまりして、「つまんない麻雀打ってるな、誰だ?俺だ」みたいな印象がありました(笑)。

藤崎 開幕できたことが良かったのと、ウチのチームはもともとスタートダッシュが悪くて、終盤に調子を上げてくるチームなので、スタートどうのこうのというプレッシャーは他のチームより少ないと思います。気楽に構えて、やることはやってきたので、それでスタートダッシュがきかないのは毎年のことなので。そういう感じです。

麻雀格闘倶楽部の投票選抜戦が先日まであって、寿人選手が男性1位、高宮選手が女性1位と、多くのファンの方々に支えられていると言えると思います。

寿人 そうですね、それは間違いなくエネルギーになりますし、期待感みたいなものをいろいろ感じます。自分が何をすべきかということは、スカッとするような麻雀を打ってみなさんを喜ばせることだと思います。

高宮 毎年、本当にありがたいなと思います。ただ、投票選抜戦に関しては「すごいね」と言ってもらえるんですけど、本当にすごいのは応援してくださっているみなさんなので、応援は力になりますので、どんどん成長していく姿をお見せしたいと思います。

麻雀格闘倶楽部的に、シーズンを盛り上げていく企画はありますか。

石田 チームとしては今シーズン、なかなかみなさんとリアルな場でお会いするのはちょっと難しいシーズンになると思います。我々麻雀格闘倶楽部にはゲームというチャンネルがありますので、それでいろいろな仕掛けをしていければと思います。意外と、ゲームをずっとやっている方は、Mリーグそのものに対する認知はそこまで高くないんです。なので改めて、麻雀格闘倶楽部だけでなく、Mリーグ全体というのを広く知ってもらって、麻雀の面白さみたいなものをもっと多くの人に知っていただけるようにしたい、というのはあります。

高宮選手が開幕戦に出るということで、チームとしての期待を感じます。

前原 やっぱり数字が全てですからね。昨シーズン誰が一番良かったかと言えば高宮ですから、高宮を出すしかないですよね。

高宮 昨シーズンは寿人選手不在で私が先発だったんですけど、私自身もちょっと意外だと思いました。開幕戦特有の緊張感みたいなものはありますけど、まずは自分のできることをやろうと思いました。

寿人 成長は感じますよね。今シーズンやってくれるんじゃないかという思いもありますし、僕も非常にいい状態で今シーズンを迎えられるので、チームとしてもかなり楽しみではありますよね。

藤崎 今日は起家スタートが決まっていましたので、開幕起家で最初に入場する選手なので、ウチは寿人か高宮しかいないと思っていました。そこを監督も判断して、昨シーズンで勝っていますから高宮さんを信頼されたと思うので、今シーズン最初に入場してくる選手なので、きっとやってくれるのではないかと思います。

前原 本当のところ、どっちに転んでもいいんですよ。パーンと行ったらそのまま行くし、仮に結果が悪かったとしても、この4人で一番芯が強いのは彼女ですから、それはまた後半になって生きてくるんじゃないかと思います。全ては監督の采配によるものですから、結果が悪かったら全部監督の責任で(笑)。明るく楽しく、ファンのみなさんと共に、僕らはファミリーと常々呼んでいますけど、僕らはファミリーあっての我々だという意識を持っていますので、頑張っていきたいと思います。

個人の目標と、チームの目標をお願いします。

寿人 個人的には、全てにおいて非常にいい成績とかで迎えられるので、今シーズンはここ2年くらいの出遅れはないんじゃないかと思います。出遅れたとしても最後は必ず取り戻すと。出遅れも慣れてますよね、一応ね。(前原選手、手で5を出す)ああ、500ポイントね。そう言われてますからね。500ポイントということはMVPを目指して頑張りたいと思います。

高宮 とりあえず自分的に一生懸命やることを心掛けて、試合が終わった後は観戦して、また次の試合に前向きに臨みたいと思っています。

前原 ウチのチームは、寿人がプラス500、高宮がプラス300、これは相当楽できるなと。

寿人 人頼みじゃねーか。あなたは何ポイント?

前原 僕はそこに合わせてね。まあ、100だね(笑)。

藤崎 僕は3人のうち誰かにMVP取らせるように、人参をぶら下げる役で、チーム全体が気持ち良く打てる役をできればと思います。

前原 KONAMI麻雀格闘倶楽部はこういうチームなんです。何とかうまくいくでしょう、という楽観主義者の集まりですから。

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