「御無礼、トビましたね?」
中国は広東省でまれに見る巨額麻雀詐欺事件が起こったと、参考消息が報じました。(以下引用)
広東省深セン市の「土豪(=成金)」5人が2013年末から2014年5月14日まで、ゴルフ練習センターで麻雀をしたことで1億元以上負けた。
調査を行った結果、詐欺に遭ったことを明らかにした。
台湾サイト「中時電子報」の30日付報道によると、5人の富豪の中で、損失が最も多かったのは4200万元、最も少なかったのは500万元だ。
調査をした結果、麻雀をした部屋で監視カメラを発見し、芋づる式に別の部屋に設置された遠隔操作センターを明るみにした。
事件を警察に通報し、4人の詐欺師がすでに逮捕された。
麻雀卓の内部に4つのセンサー、天井に1つの監視カメラが設置され、信号を受信し、スクリーンに室内の状況を生放送し、コンピュータで解析してから指令を出す。詐欺師が超小型イヤホンをつけ、指令に応じてカードを出していた。イヤホンが非常に小さいため、それを取り出す際は、磁石を利用しなければならなかったという。
広西チワン族自治区から来た梁容疑者は「金額がこんなに大きいとは思わなかった」と語った。
(引用ここまで)
要約すると、ゴルフ場の娯楽室にカメラを仕掛けて打ち子に指示を送っていたようですが、日本ではなかなか費用対効果が期待できないためかこの手の話はあまり聞かれません。
が被害総額1億元となると話は違ってきます。日本円にすると19億円以上ですからかなりハイコストパフォーマンスな仕事になりますね。しかし、成金を詐欺にかけたとなるとかなりの重罪が予想されますから、やはり割りには合わない犯罪でしょうね。
ところで”梁容疑者は「金額がこんなに大きいとは思わなかった」と語った。”とはどういうことなのでしょうか…。
自分は下っ端で罪は軽い、というアピールなのでしょうか?
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