一滴の水も漏らさない! 超攻撃派の鈴木たろうが決断した鉄壁のオーラス手順【Mリーグ2020観戦記12/21】担当記者:山﨑和也

たろうは祈るのみだ。1巡、1巡が過ぎてたろうの勝利が近づいていく。終盤に入り、多井プロからついに「ドリブンズトップ取りましたね」と言葉が出た。

ついに終局。亜樹と小林のふたりテンパイで流局となった(リーチ棒はトップのたろうに渡る)。地味ながら2着を守りきった小林も見事であった。

12月は大いに苦しんだドリブンズだったが10試合ぶりにトップを獲得して踏みとどまった。たろう自身も10試合ぶり、約2カ月ぶりのトップで、ようやく長いトンネルから抜け出せたようだ。

今回は亜樹の守備的な打牌と、たろうのオーラスが印象に残っている。守るのは一適の水も漏らさぬようにしないといけないので苦しいものだ。苦しんで得た勝利は格別だろう。たろうはトップを、亜樹はチームのトータルプラスを持ち帰った。小林の永遠にラスにならないのではと感じさせる安定感、内川の気迫も見られた好勝負だった。

今回が筆者の今年最後の記事になる。いろいろなことがあった年だったが、Mリーグが無事に開催されてよかった。来年もよろしくお願いいたします。

 

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