2件に挟まれて、ツモられるとほぼ逆転されてしまう状況。かといって差し込むこともできない。
魚谷が絶体絶命のピンチに追い込まれた。
そして、恐れていたことがついに起きた。安全牌が無くなってしまった。
さすがの魚谷も頭を悩ませる難問中の難問。
小林の早い
切り、そして滝沢の
切り。
が選ばれてもおかしくない。
荒波に巻き込まれたマーメイドが選んだ牌は…
…ではなく、その隣の
だった!マーメイドの神回避!
そして
を対子で落としている間に、滝沢が小林のアガリ牌を掴んで終局。
裏ドラ2枚以上で逆転トップだったが、乗らずに2着止まりで半荘終了。
インタビューでは「最後は
を切る選択肢もあったが、対子だった
で2巡凌ぐ方が良いと思った」と語った。
セミファイナルへ向けて、不死鳥はまだまだ舞い上がる。昨年MVPの名に懸けて、シーズンを最後まで全力で泳ぎ切ることを誓ったマーメイドであった。

都内のAI企業で働くエンジニア。観戦記ライター3年目。現在は仕事の合間を縫って都内の様々な雀荘、麻雀BAR、大会に出没中。
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