麻雀で日本一を目指したい
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【平良将太インタビュー】
平良将太(日本プロ麻雀協会)
Twitter:https://twitter.com/c_rru1
-まず、オーディションを受けるに至った動機から教えてください。
自分には8つ下の弟がいるのですが、彼が2年前に「スプラトゥーン」というゲームで日本一になったんです。努力した結果で、本当にすごいことだと思う一方、それがすごくうらやましいというか、年が離れている兄弟ながら憧れみたいなところがあったんです。自分もそういうふうに日本一になりたいと考えたときに、一番時間や努力を費やしてきた麻雀ならそこを目指せるかと思っていて、Mリーグに出て日本一になれたら、ということで参加しました。
それと、同じ団体でMリーガーの松本(吉弘)さんと堀(慎吾)さんにはいろいろなアドバイスをいただくなどよくしてもらっていて、そこからMリーグへの憧れが強くなっていた、というのも理由の一つです。
-以前から、天鳳では実績を残されていたそうですね。
9段までにしかなれていないので、大きな結果を残したと言えるほどではありません。ただ「愛媛県産みかん」という名前で天鳳をやっているのですが、「平良将太」という名前よりも「みかん」という名前の方が知られている気がします。
-今回のオーディションに参加されてみて、いかがでしたか。
始まる前から分かってはいましたけど、ボーダーがすごく高くなるので、かなり厳しい戦いになると思っていました。特に、私のようなプロになって間もない選手だとタイトルの経験もないですし、団体推薦もいただけないので、0ポイントからのスタートになります。そこから400、500と勝たないといけないという前提があったので、難しい戦いになったと思います。
それと、他団体の人たちと同一メンツで複数回打てる、というのは、普段はなかなか機会がないので、貴重な経験でした。
-今回のオーディションを、どういう形で今後のプロ人生に生かしていきたいですか。
このオーディションで結果を残したかった、というのが一つ大きくあるのと、もしそうでなかったとしても、今回は大きくポイントを伸ばせたことで、キンマwebさんの記事とかで名前が挙げられたりしていて、世間からの注目を多少は集められたと思っています。今回のオーディションに限らず、さらに活躍して、もっと名前を売っていきたいと思っています。
さいたま市在住のフリーライター・麻雀ファン。2023年10月より株式会社竹書房所属。東京・飯田橋にあるセット雀荘「麻雀ロン」のオーナーである梶本琢程氏(麻雀解説者・Mリーグ審判)との縁をきっかけに、2019年から麻雀関連原稿の執筆を開始。「キンマweb」「近代麻雀」ではMリーグや麻雀最強戦の観戦記、取材・インタビュー記事などを多数手掛けている。渋谷ABEMAS・多井隆晴選手「必勝!麻雀実戦対局問題集」「麻雀無敗の手筋」「無敵の麻雀」、TEAM雷電・黒沢咲選手・U-NEXT Piratesの4選手の書籍構成やMリーグ公式ガイドブックの執筆協力など、多岐にわたって活動中。