覚えているだろう〇〇、あいつ1人に274.2点とられたのを【Mリーグ2021観戦記2/18】担当記者:越野智紀


浮いていた【赤5ソウ】【6ソウ】がくっついてターツ選択になった勝又選手。

リーチ宣言前の小林選手に思考の時間があったことで、マンズが危ないと感じていました。

これはどっちを切ってもテンパイといった【2マン】【3マン】【4マン】【5マン】【5マン】【6マン】【7マン】【8マン】の形からなら【5マン】は選択されなさそうなことや、待ち選択で【3マン】【4マン】【5マン】【5マン】【5マン】【5マン】【6マン】【7マン】より優秀で手に残ってそうな別の色の亜リャンメンが見当たらないことが影響してそうです。

勝又選手は5,200以上の放銃でラス落ちのピンチ。

アガリトップの小林選手のリーチは手役が無い可能性が高く、一発を避ければ5,200より少なくすむかもしれません。

マンズでの待ち選択かテンパイを外すか迷うぐらいのマンズ以外の愚形を本線と考えれば、【8マン】【6マン】は切りづらく【3ピン】【4ピン】払いが選択されました。

【4ピン】は無筋ですが愚形で【4ピン】が当たるパターンが少ないので比較的勝負しやすい牌。

読みでリスクを減らし、追いついた勝又選手はカン【7マン】で勝負をすると

本日二度目の一発ツモは裏も1枚乗せてハネ満となり、チームを首位へと浮上させる個人8勝目を記録しました。

勝利インタビューで

「1位には現段階ではそんなにこだわってなくて、しっかりと4位以内でセミファイナルに進むということを目標だと思っているので。そういった意味ではラス3つ分ぐらい余裕が出来たのかなと」

そう分析した勝又選手。

5位6位でレギュラーシーズンを終えたチームはセミファイナル最終日に試合が無く、少し不利だと言われています。

今回のトップで風林火山の軍師勝又の脳内ではファイナル進出、そして優勝への逆算が始まりました。

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