さて、何を切るか?
① ②
③
【Mリーガーの選択】

たろうは、

②を切った!
本来なら残したいピンズの四連形だが、

が4枚、
が2枚見えているのが大きい。
も1枚切れているのでツモ
も弱化しており、本当に嬉しいツモは
くらいだ。
ならばマンズを残せば、ツモでもツモ
でも待ちとして567三色の目が残るのが強みだ。ツモ
に関してはイーペーコーもあるので、ここは打
がいいように思う。
【筆者の考察】
①の打に関しては、今述べた手役が狙いづらくなってしまうのがややネックだ。③の打
は横伸びに強いソウズの四連形が崩れてしまうので、オススメは出来ない。ソウズはまださほど切れてはいないのが大きい。
平面何切るならを選ぶことはなさそうだが、ここでは場を見ることが大事であろう。
第2問
続く11巡目には、

をツモって意外なテンパイを果たす。

どうする?
①切りテンパイ外し
②打リーチ
③打リーチ
④打トリダマ
【Mリーガーの選択】
たろうは、

③打リーチだ!

使いにくいがまだ2枚残っているのが大きいという判断だ。
上家の滝沢はを切ってから
をしばらく引っ張っているので、ターツやメンツとして
を1枚は持っている可能性が高い。しかし、それでも
周りがほとんど見えておらず、高いソウズで待つよりはマンズの方がいいと考えてリーチに踏み切ったのだろう。
【筆者の考察】
まず、リーチはした方がよい。もう巡目も深いので、良い形や三色の手替わりを求める余裕はほとんど残されていないだろう。打点も赤が2枚なので十分である。
ソウズ待ちは単純枚数で残り4枚だが、今お話ししたようにあたりがとんでもなく高いことを考えると、他家にメンツで
は組み込まれていそうだ。たろうと同じく打
でのリーチをオススメする。
実はこのとき、

白鳥はカン待ちで三色のヤミテンを入れていた。
1問目、2問目ともに、打を選んでいたらそこでこの局は終了していたのだ。
を打たずに望みをつなぎ、リーチにまでこぎつけた、たろう。

一発目のツモに手を伸ばす。
そこには、

がいた!!
リーチ一発ツモ赤赤の2000-4000で、たろうは2着目に浮上。
さらに、南1局には、

瀬戸熊とのリーチ合戦を制して、たろうが4000オールのツモアガリ。トップ目の白鳥に急接近する。
続く南1局1本場は、

滝沢が、1300-2600は1400-2700のツモアガリでたろうの親を落とす。
白鳥としては、ライバルの親が終わったものの、まだ加点しておきたいところ。南2局の親番では、

滝沢のリーチにアンコのを押してテンパイを死守し、

見事滝沢からをとらえる。4800プラスリーチ棒を獲得。
第3問
白鳥の連荘で迎えた南2局1本場、