3枚見えているを引いてテンパイ。
「こうなったらいくしかない」
危険を承知で
入り目のをBET!
またしてもめくりあいを申し込んだ!
ドラを持っているとはいえ、待ちとしては不利な勝負だし、放銃して酷い目に合うこともある。
でも今日は…
どうやら俺の日みたいだな!
と、トルネードツモが炸裂!
裏ドラも乗って、リーチ・一発・ツモ・ドラ2・裏1の3000/6000は3300/6300をツモ!
3人を遥か眼下へと追いやる、三の矢が放てたのだった。
その後も、決して楽ではないものの、築いた点棒的優位を活かしての逃げ切りに成功。
戦いを終え、肩で息をする瀬戸熊。
最後は天井を見上げ、安堵の表情を見せた。
この日の終了時のポイント表。
2試合目で黒沢がラスを引くも、1位と4位の差はますます縮まった。
冒頭で、16半荘になったファイナルは自力のあるチームが優勝する…と語った。
無難に考えると、やはりABEMASが一歩抜けているようにも見える。
だが、どこかで雷電の逆襲を期待している自分もいる。
5年間、苦汁をなめ続けたチームが
昨シーズン1200負けたチームが
瀬戸熊のように上だけを見て暴れまわる。
2週間で終わる戦いを、最後まで見届けよう。
そして熱狂しよう。
ファイナルも雷電の麻雀は…
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」