“切り順の妙”
文・喜多剛士【木曜担当ライター】2026年2月5日
ボーダー争いが激しさを増す中、渋谷ABEMASは鳳凰位を連覇した白鳥翔を起用してきた。 雷電からは今シーズン安定した成績を残している萩原聖人。 EARTH JETSは9位と苦しい状況の中で、チームのポイントゲッターである石井一馬に託す。 そして、好調なBEAST Xの中で唯一波に乗り切れていない鈴木大介が復調すれば、チームとしては大きく前進できる。 それぞれが異なる立場と課題を抱える中、重要な一戦が幕を開ける。
第1試合
東家:萩原聖人(TEAM RAIDEN / 雷電)
南家:鈴木大介(BEAST X)
西家:白鳥翔(渋谷ABEMAS)
北家:石井一馬(EARTH JETS)
実況:襟川麻衣子 解説:朝倉康心
東1局
まず目を引いたのは大介の配牌だった。 赤牌2枚を含み、すでに2メンツ1雀頭が完成。両面が2つ残るイーシャンテンという理想的な形だ。さらに第1ツモでドラの
を引き入れ、ドラが使えれば打点は一段と伸びる。
そして次巡、あっさり4筒を引き込み、迷わずドラ
を切ってリーチを宣言。 待ちは![]()
で、巡目も早く山には7枚残っている。
実況席では、先日サクラナイツの堀慎吾が4巡目リーチ・6面待ち・山11枚で和了れなかった局の話題が出ていたが、今日はどうなるか。
しかし、この7山がなかなかツモれない。 結局、山に2枚を残したまま流局。 大介にとっては、開局から与えられた勝負手が実らず、惜しい立ち上がりとなった。
東2局1本場
この局は、白鳥が国士無双へ向かい、イーシャンテンまで手を進める展開となったが、リーチの萩原が一馬に放銃。 タンヤオ・ドラ・赤の5200点。
東3局
親の白鳥が
をポンして仕掛けを入れる。門前で進めてリーチも十分に見える手牌。さらに
にくっつけば三色まで狙えるだけに、この思い切った仕掛けがどう出るか注目が集まる。
国士無双に向かっていた萩原も、この仕掛けを受けて方針転換で打
。
最初にテンパイしていた大介は、![]()
待ち牌の
が3枚見えている状況と、
引きで567の三色が見えることからダマテンを選択していた。しかし、ここで思い切ってツモ切りリーチに踏み切る。
そして力強く
をツモ。 リーチ・ツモ・ピンフ・赤で1300-2600の加点となった。
南1局
白鳥は配牌でドラの
トイツになっていたものの、手牌全体の形はあまり良くなかった。 ただ、4者とも整っている気配がなく、局は長引きそうな雰囲気が漂う。
そんな中、白鳥は4トイツで手を進め、
を引き入れてチートイツに向かう構えを見せる。
・
・
の選択となったが、
は1枚切れでチートイツの待ちとして優秀。
はすでに1枚切れで枚数が少なく、さらに一馬が第一打で
を切っていることから、
を持っていないと判断。 ここで白鳥は打
を選択した。














