
こちらは追う側、しかもドラドラ赤で打点もある。
聴牌を取るのは確定としてどちらを切るかの選択があったが、ここは四枚切れ・自身で
の二枚壁・しかも
の安めの方と
を切る理由が揃っており、誘われるように
待ちへとなった。
渋川としても待ちがいい訳でもないし、危険だから止めたというわけでもない。
まさにその瞬間だけの偶機待ちが……


山に一枚。
ただし、そこにいた。
飛翔せんとする鳥を落とした!
これがこの半荘の決め手となり、渋川は個人2勝目。個人ポイント+はもちろん、チームをマイナス三桁から救う価値あるトップとなった。

時に順当、時に理不尽な「選択」と「結果」に選手も視聴者も振り回される。
その歓声・悲鳴・雄叫びは、タイムラインを華やかに盛り上げ、毎日毎日に彩りをもたらす。
ああ、今年もMリーグが始まってから早一か月だ。
\近代麻雀シリーズ 新刊情報/