やっほーい! 儂じゃよ! 今日も元気に3000・6000! ばーちゃる鴉天狗の千羽黒乃じゃ! 秋も徐々に深まり、朝晩は肌寒くなってきた今日このごろ。体調を崩してなどはいないかのう? 今週も儂と一緒に、元気に楽しく麻雀を学んでいくのじゃ!
さてさて。実は儂、最近Abemaプレミアムに入ったのじゃ!
話題沸騰中のMリーグ2020をいつでも見たかったのは勿論のこと、儂が同じくらいに注目していたのが映画の「打姫オバカミーコ」じゃ!
近代麻雀本誌で長期連載されていた、片山まさゆき先生の名作麻雀マンガの実写版! リアルな闘牌に豪華なキャスト、原作のテイストを活かした解説シーンの数々に見入ってしまったのじゃ!
さて、そんな「オバカミーコ」に登場するミーコの師匠、波溜プロの台詞にこんな台詞があるのじゃ。
「いいか、ミーコ。リャンメンで待て!」。麻雀を学び始めたばかりのミーコにとって、この台詞はまさに金言。「リャンメンは幸せの形なんですね!」と大喜びで返したシーンには、儂も思わず頬がほころんでしまったのじゃ。
今日はそんな待ちの形について、説明しちゃうのじゃ!
基本はリャンメン待ちじゃ!
まずはこちらの牌姿を見てほしいのじゃ! じゃん!
東1局6巡目南家 ドラ
カンを引きたかったのに、萬子が埋まらないままこんな聴牌をした時。
・を切ってリャンメンでリーチ
・を切ってカンチャンでリーチ
の2つを選べるような状況は、実戦でもよくあるじゃろう?
まずは両者の待ちの枚数と打点を見比べてみるのじゃ。
切りリーチ:
和了牌は(8枚)、役はリーチ・赤1で2600点
切りリーチ:
和了牌は(4枚)、役はリーチ・赤2で5200点
となっているのが分かるかのう? ここだけを見ると「和了やすさが半分で打点は倍、期待値は変わらなそうだ!」 …と思えるかもしれないけれど、
・待ちが広いほうが一発や門前ツモなどが複合しやすいため、実際の平均打点の差はもう少し小さい
・他家から追っかけリーチを受けたりした時にも、待ちが広い方が有利
主にこの2つの理由から、「1翻の差ならば、基本的にはリャンメンに受けた方が良い」のじゃ!
赤を切るのはなんだかもったいないし、万一鳴かれたりロンされたら……と思ってしまうかもしれないけど、リャンメン待ちにはそれだけで大きな価値があるものじゃ。堂々とドラを切って、リャンメンでリーチ! といきたいところじゃ!
このあと紹介する2つの例外のケースを除けば、ほとんどの手は両面待ちでリーチするのが正解と言えるじゃろう。
役牌のシャンポンは別腹じゃ!
ではこんな手のときはどうじゃ?
東1局6巡目南家 ドラ
・を切ってリャンメンでリーチ
・を切ってシャンポンでリーチ
の2つを選べる状況じゃ。これならばどちらでリーチするべきかのう? まずは今回も、待ちと打点の比較じゃ!
切りリーチ:
和了牌は(8枚)、役はリーチ・赤1で2600点
切りリーチ:
和了牌は(4枚)、役はリーチ・赤1・で5200点(で和了ると2600点)
なーんだ、さっきとおんなじだ! じゃあ今回もリャンメンで…と早合点するのはいささか早計!
「待ちの枚数は少なくとも字牌待ちは他家から出やすいため、和了率が高まる」というのは、実は統計的にも示されておる。(だいたい両面待ちくらいの確率で和了ることができるそうじゃ。)
役牌とのシャンポンに受けることで打点が上がるケースは、シャンポンに受けるのがオススメじゃ!
キーワードは「+2翻」じゃ!
ではリャンメンを捨ててまでカンチャンに受けるべきケースがあったかのう? 記憶力の良い読者の方ならば、もしかしたら覚えているかもじゃ! それは…ばばーん、こんな牌姿じゃ!
東1局6巡目南家 ドラ
ふっふっふーん、もうお分かりじゃな?
待ちと打点の比較は
切りリーチ:
和了牌は(8枚)、役はリーチで1300点
切りリーチ:
和了牌は(4枚)、役はリーチ・三色で5200点
そう、第4回でお話した「4倍アタック」の使い所じゃ!
待ちが狭くなっても、打点が4倍になる(2翻の差がある)ならば打点の高い方に受ける方が良いということ、お主は覚えてたのじゃ? すなわち、ここは待ちが狭くなろうとも三色同順を確定させる、切りのカンチャンリーチがオススメじゃ! 和了率が多少下がろうとも「2回に1回もらえる1300円と、4回に1回もらえる5200円」を比較する考え方、いま一度おさらいしてほしいのじゃ!
似たようなケースをもう一つ挙げておくと…じゃじゃん!