3巡後、事なくしてツモアガリ。
あなた
(ツモならリーチしたかったけど、親に不穏な空気が流れてるし仕方ないかな。)
と思うかもしれない。
菅原
(1,000点の失点なら… 受け入れるわ。)
それもそう。
三者に恐怖を与えていたのトイツ落としの正体は
まだ愚形ターツがありながらも、守備駒を持たないBeastらしい積極的な手組みから来るものであった。
もし違う牌を並べていたら…。
瑠美の先制リーチという景色もあったのかもしれないと考えると、菅原の作り出した幻惑の一つとも言えるのではないだろうか。
極め付けは
高宮が前局に見事な6,000オール(※タイムシフト可能な人は是非ご覧ください。)を決め、菅原の背中を追いかけ始めた東3局1本場
今回は幻想の真逆である。
愚形の中でも場況的に優秀なカン払いからの前巡に全員に安全の高い切り。そして三副露目のチー出しである。
つまり待ち・待ちを浮き彫にし、場に制限を与える事に。
もちろん菅原もリスクを承知の仕掛けであるが、対戦者に見えないプレッシャーを掛け続ける姿は
“清純派黒魔術師”
と言われる所以ここに有りという第二試合目であった。
チームランキングも今日一日でプラス三桁オーバーとし、8位の背中も見えてきている。
まずは目の前の壁を一つ一つ越えていく。その先にはセミファイナルへと続くビーストロードが繋がっているのだから。
ちなみに本日の観戦記担当させて頂きました私、小林正和は午前中に行われた自団体のタイトル戦で“ビーストカラーのシャツ”に“オオカミネクタイピン”を身に付けて対局へ。
惜しくも▲100Pオーバーで敗退。
黒銀に輝くのオオカミがBEAST Japanextへ僅かながらポイントを運んでいたら幸いである。