特に小林が嬉しそうに語ったのは東2局の場面。
「ひょっとすると、10年前の僕ならが打てずに切りのダマテンにしていたかもしれない。しかし、ああいう切りリーチに待ちはないよと散々教わってきたので… おかげさまで切ってリーチができまして。」
いたずらっぽく3人の方を見遣る小林の姿は、いつにも増して無邪気な様子。
「今日は控え室が和気藹々としていて、今までにない最強戦。楽しく打てました。」
今は離れていても、小林にとっては同じ釜の飯を食った仲間。
そんな信頼感が選手たちを包み込んだのだろうか、全員の笑顔で戦いが締め括られた。
「骨肉の乱闘」の末に見たものは、実に清々しい男たちの姿だった。
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