だが、体が反応した。
仲林が雀荘店員時代に、何万回と打ってきた中で、体に染み付いたチーだ。
舞台は歌舞伎町から変わろうとも、やることは変わらない。
を押した後、→→と連打していく。
ノータイムで切ることにより、テンパイと思わせ、通ったやが鳴けるかもしれない。
ここが勝負どころ。
前局の亜樹の押しに呼応するように、仲林も腹をくくる。
これが首位攻防戦。
これがファイナルなのだ。
「ツモ」
仲林が力強くを引き寄せた。
この加点が効いて、逃げ切りに成功。
仲林、微笑みの帰還となった。
2戦目の優が手痛いラスを引くも…
Piratesがリードを広げる格好に。
2戦目、トップのサクラナイツもシャーレ争いに加わってきた。
ドリブンズだって「天文学的数字ではない」と逆襲を諦めていない。
泣いても笑ってもあと6日。
今日、激しいぶつかりあいがあったように、どのチームも諦めず意地を見せてくるだろう。
そして最後にはどのようなドラマが待っているのだろうか。
麻雀ブロガー。フリー雀荘メンバー、麻雀プロを経て、ネット麻雀天鳳の人気プレーヤーに。著書に「ゼロ秒思考の麻雀」。現在「近代麻雀」で戦術特集記事を連載中。note「ZEROが麻雀人生をかけて取り組む定期マガジン」、YouTubeチャンネル「ZERO麻雀ch」
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