自画自賛、周りも絶賛 シャーレをもぎとるために踏み込んだ 仲林圭のチー【Mリーグ2023-24ファイナル観戦記 5/7】担当記者 ZERO / 沖中祐也

 

だが、体が反応した。
仲林が雀荘店員時代に、何万回と打ってきた中で、体に染み付いたチーだ。

舞台は歌舞伎町から変わろうとも、やることは変わらない。

【9ソウ】を押した後、【5ピン】【2ソウ】【3ピン】と連打していく。

ノータイムで切ることにより、テンパイと思わせ、通った【1マン】【4マン】【6マン】【9マン】が鳴けるかもしれない。

ここが勝負どころ。
前局の亜樹の【7ピン】【6ピン】押しに呼応するように、仲林も腹をくくる。

これが首位攻防戦。
これがファイナルなのだ。

「ツモ」

仲林が力強く【6マン】を引き寄せた。
この加点が効いて、逃げ切りに成功。

仲林、微笑みの帰還となった。

2戦目の優が手痛いラスを引くも…

Piratesがリードを広げる格好に。
2戦目、トップのサクラナイツもシャーレ争いに加わってきた。

ドリブンズだって「天文学的数字ではない」と逆襲を諦めていない。

泣いても笑ってもあと6日。

今日、激しいぶつかりあいがあったように、どのチームも諦めず意地を見せてくるだろう。
そして最後にはどのようなドラマが待っているのだろうか。

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