その麻雀は誰かのために 八つの思いのぶつかり合いを制し、株式会社ラクシア・菅原拓也が最強戦本戦へ

今年から麻雀最強戦に新設された「麻雀最強戦2024スポンサーカップ」。

麻雀最強戦にスポンサードする企業が推す8名の雀士による、言わば麻雀最強戦の予備予選という位置づけの大会である。

まずは、今回出場した8名と、各選手を推薦したスポンサード企業について触れていく。

麻雀×BAR citrus https://x.com/citrus05059920

選手:柚花ゆうり

東京・渋谷にある麻雀バー。スタッフは麻雀プロがメインで、出場する柚花は同店の店長を務める。お店では日替わりでMリーガーや人気女性プロなどをゲストに招いており、麻雀ファンの集まる店として親しまれている。

禁煙麻雀BAR R  https://x.com/mahjongR

選手:谷崎舞華

東京・武蔵小山にある麻雀バーで、麻雀プロがスタッフを務めており、谷崎は同店のオーナーとして店頭に立つ。バーとうたってはいるものの料理の充実ぶりが特徴になっているアットホームな店で、お酒が飲めなくても楽しめるとのことだ。

株式会社ラクシア https://lxa.co.jp/

選手:菅原拓也

ITやインフラにおける人材派遣をメインにしている企業で、2024年4月からはボードゲーム事業なども手掛けている。菅原は同社の代表を務めている。Mリーグ・セガサミーフェニックスのユニフォームスポンサーに名を連ねるなど、麻雀業界のスポンサードも積極的に行う。

D’sD https://x.com/dsd0185

選手:矢島亨

母体の株式会社D’sDは遠隔画像診断、医業コンサルに関わる会社。「DD STUDIO〜麻雀スタジオ」というYouTubeチャンネルで麻雀配信などをおこなっており、矢島は同社の推薦選手として大会に臨む。

ぐりぐり https://x.com/Kawaguti_grigri

選手:頼修広

「日本一きれいな雀荘」を標榜している麻雀店で、内装に力を入れると共に、お客だけでなくスタッフも楽しめるような店作りを目指している。現在は東京・葛西、千葉・松戸、埼玉・川口の1都2県に店舗を展開。頼は川口店の店長を務めている。

スパナ http://mahjongbar-spanner.crayonsite.com

選手:任仁

東京・池袋で2023年末にオープンした麻雀バー。女性麻雀プロが店長やスタッフを務め、ほぼ毎日麻雀プロなどをゲストに迎えて営業を行っている。中国出身の任仁は太陽光発電の会社を経営しており、スパナにはオーナーとして経営に関わっている。

一久 https://q-sweets.co.jp

選手:御崎千結

和菓子の販売を行っている会社で、固定の店舗を持たず各地で期間限定の店舗を出店するスタイルで事業展開を行っている。御崎は同社の久保社長に麻雀を教える先生として親交を深めており、今回は推薦を受けて本大会に出場することとなった。

麻雀BAR FIREBIRD  https://firebird147.com

選手:愛内よしえ

東京・新宿にある、スポーツバースタイルで麻雀を観戦しながらお酒やフードなどが楽しめるバー。女性麻雀プロが店長を務めるなど、スタッフとして働く麻雀プロも多い。愛内は自身も店舗に立つなど運営に携わっており、今回は選手として出場。

 

選手たちは立場こそ違えど全員が、ファンはもちろん、身近にいて苦労や頑張りを知っている人たちの後押しを受けてこの舞台に臨んでいる。自分のためだけではなく、応援してくれる人たちのために。この大会は、そんな思いのぶつかり合い、そして感謝を示す場でもあったと思う。

 

【A卓】柚花ゆうり 谷崎舞華 菅原拓也 矢島亨

勝機はいつも、牌の巡りのなかに

A卓の序盤戦をリードしたのは、今大会出場者では実績最上位の矢島。緊張する打ち手も多いなか、得意の仕掛けを駆使して場を支配し、加点していく。

矢島の手順が面白かったのが東3局1本場

この局は【9ソウ】チーから動いて【白】後付けテンパイ。

その後は柚花のリーチを受け、【4マン】を引いたところですぐにテンパイを崩す。

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