ぶつかり合い、探り合い、騙し合う……全13局で綴られた「卓上の地面師たち」【Mリーグ2024-25観戦記 10/10 第1試合】担当記者 渡邉浩史郎

【赤5ピン】切り【7ピン】単騎の立直だ!
自身の河的にもペン【7ピン】が出てきにくいため、この【7ピン】はかなり通りそうに見える。
そこを狙った冥府の一打であったが……

惜しむらくはリーチ後の河が弱くなりすぎたこと。全員の安牌が足りてしまい、和了りに結びつくに至らなかった。

あまりにぶつかり合ったこの半荘は、最後も着順が大きく変動し得る立直二軒が勃発。勝った高宮が2着まで上昇。堀はトップを獲得した。

改めてスタッツを見てみよう。高宮・園田・白鳥のリーチ合戦の中、最後に笑ったのは最も立直が少なかった堀というのは少し皮肉めいているが、全10回の和了りのうち8回が放銃による横移動、そこに堀は一切関わっていないと考えれば納得がいく。

卓上のすべての駒を動かし続けて無傷のフィクサー:堀は連闘権を使って、自身5回目の連闘連勝へと挑んでいった。

season2に続く……

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