特に瀬戸熊には鬼気迫るものがあった。
表情、発声、息遣いから、牌を握る音まで… このボーダー争いを何としてでも制するという思いが、画面ごしにでも伝わってくる。
まだ30戦残っているが、6位をめぐる争いはある程度絞られつつある。下位陣にとっては、ここから条件戦が始まるといってもいいかもしれない。
終盤戦らしい条件意識の打牌、そしていつにも増して力のこもった選手たちの姿を、私に出来る限りお伝え出来ればと思う。

最高位戦日本プロ麻雀協会第45期前期。ネット麻雀「天鳳」では「メタビート」のアカウント名で十段に到達。麻雀店勤務の傍らで戦術noteを執筆するなど、日々麻雀研究にいそしんでいる。第49期最高位戦新人王。
\近代麻雀シリーズ 新刊情報/













