見事、ラスト1枚のをツモり3000・6000は3100・6100の和了となり、内川を交わしトップに躍り出る!

しかし今日は最後の最後までシーソーゲームだった。
【南3局1本場】に親番の堂岐はリーチ・ツモ・赤1・ドラ1の4000は4300オールを和了、またまたトップに。

【南3局2本場】では小林がリーチ・ツモ・平和・三色同順の2000・4000は2200・4200の和了でトップを奪い返す。

オーラスも小林がアガって逃げきり今シーズン初トップ、パイレーツがデイリーダブルを決めた。
三つ巴の混戦を制した小林はインタビューの最後に優しい笑みを浮かべながらこう語った。

「今日本当はどこかで『ガラクタリーチ』をしようと思っていたけど出来なかった」
ロボと呼ばれる小林剛。チームメイトからは「実は情に厚い」などと評されているが、正直Mリーグを観ているだけの自分にはそれを理解することが出来なかった。
『チームがらくた』とは最も正反対の位置にいそうな雀士・小林剛。
そんな彼から伝えられた短い言葉は、「人間・小林剛」の魅力を十分に感じさせてくれる一言であり、麻雀を愛する人々にやさしく寄り添ってくれたことだろう。

構成作家という仕事をしています。
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