昨シーズンの悔しさ。そして、チーム編成の変化に対して抱いた、少なからぬ責任と後悔の想い。胸のどこかに、それはずっと残っていたはずだ。
だが、このオーラスに見せた姿は、まぎれもなく成長であり変化だった。冬に咲いた「ヒマラヤザクラ」そのもの。
「花奈」のように、時期外れの桜は凛として、美しく、咲くべき時に花びらを開かせるのであった。
そのアガリによってトップを勝ち取ったのは堀。
その瞬間、ほんの一瞬だけ、目元の下が、かすかに光ったように見えた。
汗なのか、照明の反射なのか。
それとも、込み上げる何かだったのか。
真実を知るのは、本人ただ一人だろう。
そして、冬に咲く桜は、早すぎるのか、遅すぎるのか。
そんな事はもう言ってられない。
この蕾を、セミファイナル、そしてファイナルへ。満開の季節まで、決してしぼませてはならないのだから。
サクラナイツにとって2026年初トップと同時に、小さな天才──堀慎吾。
ようやく、目覚め始めた!

日本プロ麻雀連盟31期後期(9年目)北関東支部所属。地方から麻雀熱をテーマに活動しています。【歩く地方リーグ】連盟公式対局の速報なども担当。【速報の中の人】JPML WRCリーグ3期・9期【WRCの申し子】と呼ばれてたり呼ばれてなかったり。
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