就職、そしてプロポーズへ…恋する男・仲林のときめきメモリアル第3話【仲林圭のゲスコラム】VOL.14

就職、そしてプロポーズへ…
恋する男・仲林の
ときめきメモリアル第3話

【仲林圭のゲスコラム】

VOL.14

こんばんわ、今週もコラムの時間がやってきた。猿川真寿・石田亜沙己プロ夫妻の連載も始まり、仲林のコラムの存在意義も怪しくなってきている。
このコラムの世界、厳しいものだ。そんな新参者が一朝一夕で面白いコラムを書くことなどできない。甘ったれた気持ちで入ってきてもらっては困る。どうせそんな面白くないだろうと思って猿川プロ夫妻のコラムを見たが、面白かった。荒削りながら読み手に情景を浮かべさせることができる魅力的な文章。それでいてユーモアもあり、嫉妬してしまうレベルであった。
なぜこんな上から目線なのかと言うと、コラムの世界では先輩だからだ。先輩ヅラしておかないと、こちらが打ち切りになってしまう可能性があると思っている。最終的にはM−1グランプリの上沼恵美子のような立ち位置にいき、コラムを評価する側に立って行きたいと思っている。
実際、コロナの影響で仲林の収入はこのコラムだけだ。これがなくなったら食っていけない。実際はこのコラムがあっても全く食ってはいけないのだがなくなったらなくなったで困る。なので、みんな拡散してくれ。
実は最近体調が非常によろしくない。自宅でゴロゴロしているだけなのだが、一昨日は真っ黒な下痢が出た。めちゃくちゃびっくりした。便器を覗くと排便が真っ黒なのだ。イカスミのように真っ黒な下痢を見て仲林は10秒くらい固まった。あ、俺死ぬかもしれん、そう思った。心配になり友達の医者に話を聞くと、胃から出血している可能性が高いとのことだった。多分原因は酒だろう。コロナ期間は7くらいから寝るまで飲んでいる。そりゃ胃も荒れるだろう。とりあえず、禁酒を始めた。死にたくはない。
さて、また昔話に戻っていこう。
ソフトバンクの子会社に入社をした仲林。4月入社だったので、新卒の子達と一緒に研修を受けることになった。1ヶ月ぐらいの研修だっただろうか、エクセルの使い方、名刺の渡し方など、社会人の基本を叩き込まれたものだった。
研修期間が終わると営業に飛び出すことになる。しかしながらお客さんを持っていない仲林はテレアポからスタートだ。1日200件弱毎日電話をかけるのだが、50件電話をして1本アポイントが取れるかどうかというものだった。みなさんご存知の通り、仲林は逃げ癖があったため、幾度となくテレアポをサボろうかと考えた。しかしながらまりちゃんを幸せにするために、社会人として成功をしなければならないと思い、サボらず一生懸命電話をかけていた。我ながらよく心折れず電話をかけ続けられたと思う。
電話にも慣れ始め少しずつアポイントが取れ始めた。しかしながら自分が売っている商材がどんなもので、どんな強みがあるのか理解をしていなかった仲林は当然のごとく売れることはなかった。相手がどんなものを求めているのか理解せず、マニュアルに沿った営業トークをしていた。私はこの営業手法をマスターベーション営業と呼んでいる。
それからと言うもの、どうやったら売れるのか必死に考えた。先輩や上司に話を聞き、売れている人の商談の真似をすれば良いのだと理解をした。ちなみに仲林は人のモノマネが結構得意だ。それは声真似や仕草だけでなく、麻雀の内容なども人の技をパクったものが非常に多い。昔、鈴木たろうプロにケイは人の真似をするのが非常にうまいと言われた。人のいいところをパクることができるのが素晴らしいと言われた。何が言いたいかと言うと、たろうさんに褒められたと言う自慢だ。ちなみにたろうさんはキンマwebにコラムを書いていると言うことを多分今でも知らない。ネットが得意ではないのだ。いわゆる情弱ってやつだ。
それからというものの、朝は毎日始発で会社に行き、アポイントの準備や商材の理解、先輩の提案書を読み漁り、夜は終電で帰るというストイックな生活をしていた。まりちゃんと結婚するためと思い仕事をしていたので、全く苦ではなかった。これぞ愛だ。欲望の中でも最も深い色をしているものは愛だと暁美ほむらも言っていた。この言葉にピンとこない人は是非「劇場版まどかマギカ」を見てくれ。あのアニメは映画まで見て完結だ。
努力の甲斐があり、仲林はついに働き始めて4ヶ月目にして月間MVPを獲得することになる。10人程度の小さい部署ではあったが、達成率200%を超え、期待の新人としてフューチャーされることになる。
それからと言うもの仲林はゲームが好きだったので、ゲーム会社を中心にテレアポをかけて言っていた。特にその会社の商材は、当時ゲーム会社に非常に強く、親和性が高かったのだ。特に当時はソーシャルゲーム全盛期といっても過言ではなく、非常にお金を持っている会社が多かった。
会社の社長や取締役を調べ、Facebookで検索をしてアプローチをすると言うこともしていた。競合他社の成功事例などを送り、興味を持ってもらうためにありとあらゆる方法を使った。実際、この手法で何件もアポイントを獲得し、何件も発注をいただいたものだった。特に社長や取締役とのアポイントが多かったため、決済までのスピードも早く、単価も高い。我ながら非常に良い手段だったと思う。考えてやったわけではない、たまたま上手くいっただけだったが、がむしゃらにやったことが功を奏していた
その努力もあり、仲林は入社1年目にして、下期MVPを獲得することができた。営業の天才といっても過言ではないだろう。それは言い過ぎたが、結果が出たことで仲林はついに腹をくくることになった。
そう、まりちゃんにプロポーズをすることに決めたのだ。
それからと言うもの、さりげなくジュエリーなどを見に行き、どんな婚約指輪が欲しいかみたいなデートをしていた。
そして、MVPになり初めてのボーナスをもらった仲林は、婚約指輪を用意してまりちゃんをデートに誘ったのだった。
それは付き合って3年目を迎えた7月の暑い日だった。
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