二回戦 完全なる松本吉弘の半荘【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 2/2 第2試合】担当記者 渡邉浩史郎

これを受けての松本。【3ピン】は場に対して危険な牌な上、七対子のフリテン。親の亜樹や二着目の東城に濃いところのため、聴牌気配がなさそうな今のうちに切りたいところだが……

松本の選択は今切られた【5ソウ】。これは亜樹と東城の現物の牌だ。

自身の手はほかにも安全牌があるため、亜樹と東城には受けられると判断。ならば通っている今のうちに【5ソウ】を合わせてあげることで……

三浦のこの鳴きを誘発させる。
これで東城や亜樹に失点の可能性を上げさせ、自身は悠々と降りて局消化。

聴牌料とほぼ同じ、1000点の失点で南場に突入する。

南2局南1局にマンガンをツモった三浦が親の局面。同じく2着を狙う東城が仕掛けを入れてドラをツモ切ると……

間髪を入れずに松本が【6ピン】を切る。【9マン】【中】も三浦に対して切りやすい牌。自身の余剰牌を安全牌のみにしつつ……

東城に最悪打っても局消化。このルールだとドラをツモ切られても東城が高いケースは山ほどあるが、今回に関しては
・自身が【赤5マン】を使っており
・東城が副露に【5ソウ】を黒で晒している
この二点が大きく、打ってもマンガンクラスは少ないだろうと読んだのだ。

これがほぼ決まり手となり、松本は卓全体を使った危なげないトップを獲得となった。
これぞベストバランスといった、らしさ全開の麻雀であったといえよう。

とはいえABEMASはまだまだ安泰とは言えないポジション。
今後条件戦が強まっていく中で、この松本のバランス感覚のさらなる冴えが見れることだろう。

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