本田朋広が「悔しい」と語った理由。【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 3/20 第1試合】担当記者 千嶋辰治

「後々考えたら、【3ピン】がもう1枚切られたらということを考えて【2ピン】単騎にするべきだったかな。」

【5ソウ】、そして【6ソウ】を勝負していた大介。
のちにロン牌の【4ピン】でやめたためこの【2ピン】が切られていたかは微妙なところだが、【2ピン】単騎なら大介が勝負して7,700+αのアガリが拾えていたかもしれない。

結果はともかく、大事な2択で納得のいかぬ選択をしてしまったことは重く捉えねばなるまい。

・立て続けに訪れた大きなチャンス

結果は流局となったものの親権維持には成功した本田。
続く東2局1本場に再びチャンスが訪れる。

またも2メンツ完成、赤とドラの【6ピン】を組み込んだチャンス手をもらう。
この手が横へどんどん伸びて、

ご覧のイーシャンテン。
スパッと【2マン】【5マン】【8マン】が引ければわかりやすいのだが…

 

ここでツモったのが【7ピン】
さて、皆さんは何を切るだろうか?

本田の選択は、

【1ピン】
ドラ受けを残しつつ、ダイレクトに【2マン】【5マン】【8マン】を引いたら【5ピン】切りでテンパイを取れるように、さらにはタンヤオへの渡りも踏まえた形に構えた。

だが、次なるツモもスパッとこない。

今度は【6マン】だ。さて、どうするか?
【2マン】【5マン】【8マン】の2度受けか、あるいは【2マン】【5マン】【3ピン】【6ピン】
果たしてどちらを引けるのか?

さすがに本田の手が止まった。
長考の末、選んだのは、

【2マン】【5マン】【8マン】の2度受けを含むピンズ固定。
そして、

【2マン】を引き入れて【5マン】【8マン】で先制リーチを放った。

結果から言うと、このリーチは成就した。

首尾よく【8マン】をツモってリーチツモピンフ赤ドラの4,000オールを手にしている。
先制攻撃に成功し、この後を優位に進めていくのだが…

対局後の本田の表情は冴えない。
なぜなら、

マンズの2度受けを嫌い、ドラ受けを残してリーチを放っていればリーチツモピンフ赤ドラ2で6,000オールを手にしていたからだ。

アガリの道が同時に2本も存在していることは珍しい。
それも、高めを狙っていればもう一つの道よりも早くアガリを手にできていた。
つまり、牌は勝てよと語ってくれる日だった。
でも、そうはならなかった。

これとて結果論だろうと切り捨てる方はいるかもしれない。
しかし、勝負どころで日に2度も裏が出ればどう言うことが起こるか?
以下のようなことも起こり得てしまうのだから、麻雀は本当に恐ろしい。

・本田を待つ放銃への袋小路

場面は進んで南4局
本田は太への7,700放銃などで逆転を許してしまったが、両者の差は100点差のアガリ競争。

急ぎの場面でこの手格好となった本田。
【9マン】で6ブロックにしておく手もあるが、

ここはロスを恐れず愚形を手放してスリムに構えた。
すると、直後に【中】が切られて本田はもちろんポン。
そして中盤には、

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