【 #神域リーグ2024 第30試合観戦記】繋いだバトン、高鳴る鼓動⸺そして、奇跡は起こった。【文 ゆうせー 】

とんでもない展開になった。

神域リーグ2024レギュラーシーズン最終10節は、全3試合。

開始時のスコアが、

こちら。

それが、2試合を終えて、

なんと、こうなったのだ。

4位ゼウスの躍進もそうだが、1位ヘラクレスと2位アキレスの差を見てほしい。

292.5から58.6となっている。

これは1試合で十分にひっくり返る点差だ。

1位でレギュラーシーズンを終えると、セミファイナルを戦わずして、ファイナルへの進出が決まる。そして、総合優勝を考えても、直接対決は物凄く重要だ。

アキレスにとっては夢のような、

ヘラクレスにとっては悪夢のような、

混沌とした展開の中で、迎えたレギュラーシーズン最後の大一番。

ヘラクレスは松本吉弘に、

アキレスは咲乃もこに、

それぞれ託されることとなった。


東家:鈴木たろう(チームゼウス)
南家:風見くく(チームアトラス)
西家:松本吉弘(チームヘラクレス)
北家:咲乃もこ(チームアキレス)

試合が大きく動いたのは、東1局1本場

もこに超大物手が入った!

ホンイツ一気通貫、役牌、赤、この時点で7ハン。

もこは、

「ダマだな…」

スッと【5ソウ】を縦に置いた。

他家の警戒を呼ばないように、リーチはしなかった。

そして、

松本「怖いけど、打つしかねぇ」

なんと、【東】をつかんだのは松本だった。

もこ「オッケーオッケー!そこ(ヘラクレス)直撃はマジで本当に1位通過あるぞ!」

盛り上がる、もことアキレス。

対照的に、

松本「うーわ…マジかよ…これ痛ぇ」

痛恨の放銃に胸を痛める松本とヘラクレス。

だが、盛り返すしかない。

松本は東2局

ホンイツドラドラのテンパイを入れる。

これをアガれば一気に挽回だ。

次巡、

「ロン」

無慈悲な声が、松本が切った【4マン】に降りかかる。

たろうの1000点。

厳しい。

だが、ヘラクレス陣営は、


ろたん「俺達のケツを拭けー!」

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