とんでもない展開になった。
神域リーグ2024レギュラーシーズン最終10節は、全3試合。
開始時のスコアが、
こちら。
それが、2試合を終えて、
なんと、こうなったのだ。
4位ゼウスの躍進もそうだが、1位ヘラクレスと2位アキレスの差を見てほしい。
292.5から58.6となっている。
これは1試合で十分にひっくり返る点差だ。
1位でレギュラーシーズンを終えると、セミファイナルを戦わずして、ファイナルへの進出が決まる。そして、総合優勝を考えても、直接対決は物凄く重要だ。
アキレスにとっては夢のような、
ヘラクレスにとっては悪夢のような、
混沌とした展開の中で、迎えたレギュラーシーズン最後の大一番。
ヘラクレスは松本吉弘に、
アキレスは咲乃もこに、
それぞれ託されることとなった。
東家:鈴木たろう(チームゼウス)
南家:風見くく(チームアトラス)
西家:松本吉弘(チームヘラクレス)
北家:咲乃もこ(チームアキレス)
試合が大きく動いたのは、東1局1本場、
もこに超大物手が入った!
もこは、
「ダマだな…」
スッとを縦に置いた。
他家の警戒を呼ばないように、リーチはしなかった。
そして、
松本「怖いけど、打つしかねぇ」
なんと、をつかんだのは松本だった。
もこ「オッケーオッケー!そこ(ヘラクレス)直撃はマジで本当に1位通過あるぞ!」
盛り上がる、もことアキレス。
対照的に、
松本「うーわ…マジかよ…これ痛ぇ」
痛恨の放銃に胸を痛める松本とヘラクレス。
だが、盛り返すしかない。
松本は東2局、
ホンイツドラドラのテンパイを入れる。
これをアガれば一気に挽回だ。
次巡、
「ロン」
無慈悲な声が、松本が切ったに降りかかる。
たろうの1000点。
厳しい。
だが、ヘラクレス陣営は、