麻雀最強戦2020でまさに代打ホームラン!ごきげんな一発屋、新井啓文の「不機嫌な自戦記」連載開始‼︎

麻雀最強戦2020でまさに

代打ホームラン!

ごきげんな一発屋、

新井啓文の不機嫌な自戦記

第1回 嶋村プロが突然の辞退

4/4(土)昼過ぎ。
スマホが鳴り、目が覚める。
「教室の生徒さんから再開の問い合わせかな?」
と思ったら違った。
最高位戦事務局からである。

「新井さん明日空いてます?」

「一応スリアロの人狼放送に出る予定あるけど、何?(眠い)」

「実は明日の最強戦、嶋村さんが大事をとって辞退されるそうで、代わりに出られませんか?」

出場予定だった最高位戦の老将・嶋村俊幸プロ。
私も本大会で嶋村プロが年季の入った打撃麻雀を披露してくれるのを楽しみにしていた。
しかし大会数日前に古希を迎え、この時世。
やむなく辞退された嶋村プロ、その無念は言葉にできるものではなかっただろう。

「誰々の分も」というのはあまり好きではない。
麻雀は自分の為に打つもの。
が、この時ばかりは嶋村さんの分もしっかり打ち切らねばと心に誓った。

そこからは各方面と調整を行い、本大会へ代打出場することに。
ご協力いただいた関係者の皆様にはこの場を借りて改めて御礼させていただきます。

さて申し遅れました、
私最高位戦A1リーグ所属
「ごきげんな一発屋」
こと新井啓文です。
この自戦記が皆様のちょっとした暇つぶしのお供になれば幸いです。

またとないチャンスをいただいたものの、対局は翌日。
実質的な準備時間は半日のみ。
12時就寝を目標に始動!

まずは仕立てていたスーツを受け取りに池袋へ。
実は大会当日は中止となった最高位戦パーティーの開催予定日。
それに間に合うように作っていたものだったが、思わぬ形でおろすことに。

行き帰り、外出自粛要請が出ていたこともあり、電車も街もガラガラ。
2時過ぎに入った吉野家で客は私ひとりだけ。
田舎の熊谷か第3新東京市かってくらい人がいない。

肝心のスーツに袖を通してみると、何ということか。
肩幅が大きすぎてスーツに着られてる感満載。
肩のラインがほぼ垂直…

なんでや!測ってたやないか!

浅井プロならキレているところだが、ここは明日に向けて徳を積むべきところ。
丁寧に直しをお願いして帰ることに。
ということで新しいスーツは残念ながら断念。
ファイナルに取っておこう。

帰り道、切らしていた湿布と白髪染めを購入。
放送をご覧になった方はおわかりかと思うが、
私、麻雀中は椅子を一番下まで下げてものすごい猫背になる。
解説の瀬戸熊プロからは「芝読み」なんて言われていたが、間違ってはいない。
体に悪そうなのは百も承知なのだが、、体勢を気にしてたら集中力が下がるので仕方ない。
そんな体勢を続けていたら、湿布なしでは対局できない体になってしまった。

白髪染めはまぁ、いい歳なので。

Mr.アンチエイジング・矢島プロと並ぶこともあるかもしれませんからね。

さらに翌朝一番の美容室を予約。

寝ぐせじゃないから!

最高位を獲得した2013年からお世話になっているお店で、
オーダーはいつも超ざっくり。
当日は

「派手な感じにしてください」

とお願いしたらこうなった。
なかなか格好いいじゃないか。
確かに派手だ。点棒刺さりそう。
あと確かに寝ぐせに見えなくもない。

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