熱戦制した二階堂亜樹
一馬さん、麻雀って・・・面白いですよねー
文・東川亮【火曜担当ライター】2025年2月18日

大和証券Mリーグ2024-25レギュラーシーズン、2月18日の放送には、最高位戦日本プロ麻雀協会の石井一馬プロが解説として初登場した。
この1年で自団体のトップタイトル「最高位」を初戴冠、さらには最高位戦Classic・蒼翼戦と、なんと1年間で3つのタイトルを獲得した、次期Mリーガーの有力候補として名前が挙がるトッププロである。
今日のMリーグは
我らが三冠王👑石井一馬(@KazumaIshii )最高位の解説だーー!!!わたし一馬の解説めちゃ好きなんです!
絶対視聴者のみんなを楽しませる自信あります。一馬本人より自信あります。
たのしみだな〜 https://t.co/6vk9Zc1HPI— 浅見真紀 (@makimakinncho) February 18, 2025
一馬の解説について、前日に解説をした河野直也は「麻雀が大好きな解説をお届けできると思う」と語り、赤坂ドリブンズの浅見真紀は「絶対視聴者のみんなを楽しませる自信あります」とXにポスト。2人の言葉通り、一馬は局面での深い解説もさることながら、一麻雀ファンとして対局を終始シンプルに楽しんでいる様子が印象的だった。
そんな一馬の言葉と共に、この日の対局を振り返っていきたい。

第1試合
南家:渋川難波(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:浅井堂岐(セガサミーフェニックス)

まず取り上げたいのは東3局。
道中で加点していた渋川が、ここでも赤赤、高目のドラなら満貫というテンパイを入れる。

そこに、345三色が見える1シャンテンだった萩原が4枚目のを引いてきてしまう。
もちろんを切りたいのはやまやまだが、渋川は5巡目に
を手出しし、その3巡後にもう一度
を手出ししている。トイツ落としが明白で、良形のテンパイが入っているとすると、自身が4枚持ちの
はいかにも危ないところ。

萩原の決断は保留の切り。
をあまりに危ないとしつつ、もう一手進んだら勝負の構えとする。

次にテンパイしたのは堂岐。
をポンして、ドラが雀頭の
待ちで追いつく。

萩原もテンパイしたが、引いたのは三色が崩れる。結局役なしテンパイになってしまった。

萩原が熟考する。
三色になったならば意を決しての切りリーチだったのだろうが、役なしドラなしのテンパイでそんなリスクを負えるのか、あるいはどうせ切らないなら
カンで、中スジになっている
単騎待ちリーチという手もある。
一馬「をカンされたら、渋川はどんな顔をするんだろう」

萩原はを暗槓。

渋川はそっぽを向いていた。

萩原はリンシャン牌でツモ切りリーチを敢行。これでまた一人リングに上がった。

そこに亜樹も割って入ろうとする。
萩原が切った新ドラをポン、まだ遠いが仕上がったときにはトイトイドラ4のハネ満になる。

渋川はをつかんでテンパイ外し。暗槓リーチやドラポンに対しての過剰なリスクを回避するも・・・。

一馬「渋〜〜〜〜〜!」
思わず声が出てしまうが、これを捉えろというのはなかなか厳しい注文だ。
