満貫とは和了(アガリ)の際に獲得できる点数のこと。子の場合は8,000点で親の場合は12,000点。基本的には5翻のアガリ点のことを言うが、符計算によっては3翻や4翻でも満貫となる場合がある。
【目次】
満貫の点数
子の場合
- ロン:8,000点
- ツモ:親4,000点、子2,000点
親の場合
- ロン:12,000点
- ツモ:子4,000点オール
満貫になる翻数
現代の一般的な麻雀のルールでは、5翻以上の点数は符計算の必要がなくなる。この5翻の点数を満貫と呼ぶ。それ以上の点数として跳満、倍満、三倍満、役満などがある。
アガリ
4翻以下でも満貫になる場合
符計算によっては4翻以下でも満貫となる場合があり、詳細は以下の通り。
3翻70符以上
ロンアガリ
例:三暗刻(2翻)+役(1翻)
この場合副底(20符)+門前ロン(10符)+2索暗刻(4符)+中暗刻(8符)+西槓子(32符)で合計74符となり、切り上げで3翻80符となるため、点数が満貫扱いになる。
4翻40符以上
例:チャンタ(2翻)+三色同順(2翻)
ロンアガリ
この場合副底(20符)+門前ロン(10符)+9索刻子(4符)+白対子(2符)で合計36符となり、切り上げで4翻40符となるため、点数が満貫扱いになる。
跳満はこちらの記事で解説
跳満(ハネマン)とは – 子の12,000点、親の18,000点のアガリ
点数計算の詳細は、以下の記事を参考に
麻雀点数表 ・点数計算早見表 | 子・親のアガリ点、ピンフ・七対子の点数計算一覧
符計算については以下の記事を参考に
麻雀の符計算・早見表 | 符計算の仕方を解説(メンツの符、アタマの符、待ちの形)
切り上げ満貫
現代の麻雀ルールでは、子の7,700点、親の11,600点の点数を切り上げて満貫扱いにすることがある。
Mリーグやフリー雀荘でも採用されているルールであり、ルールとしては一般的になりつつある。
第4条 得点計算(2)翻の計算とアガリ点
1. 第3条に従って求めた数字に〈2の翻数乗〉を掛け算してアガリ点を求める。翻数には場ゾロの2翻を加える。
2. 和了点は以下とする。(翻数は場ゾロの2翻を含んだもの)また、30符6翻は切り上げ満貫とする。引用:Mリーグの公式戦ルール
(番外)用語の使い方
麻雀を打つにあたり目指すべき高い得点の一つであるため、使用頻度は高い。また、麻雀好きの中には、価値の高いものについて麻雀の得点に例えて表す人もいる。
「ただのリーチのみだったが、うっかりツモってウラウラしてしまい、満貫になってしまった。対面の親はキレていた。私は喜んだ。」
「ここのラーメンは跳満じゃないけど満貫ぐらいはあるね!」