【目次】
スジ(筋)とは
スジ(筋)とは、「リャンメン待ちの受け入れになる関係の牌」を指す。麻雀は3枚1組のメンツを作ることを目指すゲームであり、その基本になるリャンメン待ちの受け入れを「スジ」として考える。
スジには以下の6つがある。
14、25、36、47、58、69これがマンズ、ピンズ、ソーズそれぞれにあるので、麻雀におけるスジは全部で18種類となる。
スジを生かした読みの基本
スジを考えるのは、主に守備での対応時になる。たとえばリーチを受けたとき、相手がを切っていたら、スジにあたる、はリャンメン待ちで当たるときにはフリテンになるため、放銃の危険性は低くなる、といった具合だ。
裏スジ・またぎスジ
また、逆に危険度が高くなるのが「裏スジ」「またぎスジ」だ。
「裏スジ」とは、切られた牌の隣になる牌。たとえば、46と持っていたときに7を持ってきたら、4を切って67のリャンメン受けにするケースが大半だが、このときは58の数字が待ちとして残る可能性があり、危険となる。
裏スジには、以下の数字が該当する
捨て牌 | 裏スジ |
---|---|
1または6 または または または |
2、5 |
2または7 または または または |
3、6 |
3または8 または または または |
4、7 |
4または9 または または または |
5、8 |
5 |
1、4、6、9 |
またぎスジは、切った牌の数字をまたぐ牌のこと。344と持っているところから4を切っての25待ちなどは頻出するパターン。またぎスジには、以下の数字が該当する。
捨て牌 | またぎスジ |
---|---|
1 |
なし |
2 |
1、4 |
3 |
1、4と2、5 |
4 |
2、5と3、6 |
5 |
3、6と4、7 |
6 |
4、7と5、8 |
7 |
5、8と6、9 |
8 |
6、9 |
9 | なし |
スジの危険度
このように、スジはリャンメン待ちで放銃にならない牌を探すときに有効となる。しかし、シャンポン待ちやカンチャン待ち、単騎待ちに当たることも十分にあり得るため、スジだからといって必ず安全ではない、ということは頭に入れておきたい。
例
→ 切りリーチ
このような形の場合、を切ってのカン待ちとなり、スジを追うと放銃してしまう。こういう宣言牌のスジで待つリーチを「スジ引っかけ」と呼ぶこともある。