オープンリーチとは、自身の待ちをさらしてかけるリーチのこと。アガった場合は2翻役として数えることが多い。
オープンリーチの取り決めについて
オープンリーチはローカル役で、競技麻雀では採用されておらず、フリー雀荘などでもオープンリーチを認めていないところは多いので、事前の確認が必要だ。
オープンリーチ時の細かい取り決めについては、以下のようなものがある。
供託リーチ棒
一般的には、通常のリーチ棒1000点に加え、もう1000点を場に供託することが多い。
手牌の公開
待ちの部分だけをオープンする、もしくは手牌全てを公開する。
振り込みについて
オープンリーチに対してリーチ者が振り込んだ場合は2翻手役となるが、非リーチ者が誤って振り込んでしまった場合の裁定には、以下のようなものがある。
役満払い
振り込んだ相手に対し、役満に相当する点数を支払う。なお、完全に手詰まったとき(手牌全てがオープンリーチのロン牌になってしまった場合)も、同様の扱いとなる。
アガリ放棄
切った牌を手牌に戻し、その局はアガリ放棄となる。
ノーカウント
打牌をノーカウントとし、手牌に戻してやり直す。
オープンリーチの使い方
オープンリーチは、以下のケースのときに使われることが多い。
打点が欲しいとき
ハネ満ツモ、倍満ツモなどの逆転条件をクリアしたいときに、直撃ではなくツモを狙って打点を作る。
絶対にツモりたいとき
ツモり四暗刻やツモ条件の場合など、絶対にツモりたい手のときに、出アガリを拒否するためにかける。フリテン見逃しがが認められていないルールのときなどは有効。
相手が手詰まりを起こしそうなとき
相手がたくさん鳴いていて手牌4枚、あるいは1枚になっていて、自身の手が多メンチャンの門前テンパイのときに、相手の手詰まりによる役満放銃を期待してかける。
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