麻雀最強戦2020でまさに代打ホームラン!ごきげんな一発屋、新井啓文の「不機嫌な自戦記」連載開始‼︎

ぐっすり眠るため、最後は運動。
本当は近所のプールで泳ぎたかったのですが、コロナの影響であいにく休業中。
そのため1時間ほど散歩して、軽くストレッチ。
もっと対局あったら痩せそうだ。

意外と早めに準備が済んだので、
昨年A1リーグ復帰を決めた対局の動画を見てから就寝することに。
イメトレは大事にしている。

わずか半日弱だが、
まあまあ満足のいく準備ができて満足。
あとは翌日、体調がいいことを祈るのみだ。
1週間ほど夜型生活が続いており、
40のこの体が急に言うことを聞いてくれるのか本当に不安だった。

翌朝、運のいいことに非常に体調がいい。
いつも通り定刻30分前に着くように家を出る。
例年なら散りゆく桜を惜しんで集まる人々で溢れかえるだろう会場周辺も、
この日は実に静かだった。

会場に入ると、どこか同窓会的な懐かしさを感じる。
もう18年ほど前、プロになりたての頃。
私は研究会の話を聞いては参加する、「研究会マニア」だった。
そこでは麻雀だけでなく、人間として大事なことを色々教わったものである。
当時同じ会で勉強していたのが藤島プロ・西川プロ・まだダンプじゃなかった大橋プロ。
参加者も大半が麻雀プロを辞めてしまったが、
地道に続けてきた彼らとこの大きな舞台で戦えることは感慨深い。
対局前の感情としては間違いかもしれないがちょっと感動した。

他にも普段から一緒に練習している選手が多い。
知名度は高くない者も多いが、その強さは身に染みている。
楽しくしんどい1日が期待できそうだ。

大事な場所決めで北家を引き当てる。
1位抜けの最強戦システム、親は後の方がいい。
どんな展開でも最後まで普通に手を作れるのは気が楽なものだ。

その後は出番まで観戦。
当たり前だがA卓・B卓ともにとんでもなくレベルが高い。
特にB卓オーラスは本当に痺れた。
トッププロの魂が籠った芸術品だったと思う。
是非何度も見返し、味わっていただきたい。

直前に物凄いハードルを上げてくれたものである。
そこまでは控室で軽口を叩いていたが、途端に襲ってくる激しい緊張感。

JUN QUESTを見ながらストレッチをし、気持ちを落ち着かせ出番を待つ。

入場はしっかり決まった。
楠栞桜さんにも受けていたので間違いない。

いざ、対決!

次回につづく…‼︎

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新井啓文
最高位戦日本プロ麻雀協会所属。2013年に最高位となり最強戦ファイナルに出場するも猿川真寿プロに敗れる。2020年最強戦プロ雀士ランキングベスト16大会において、嶋村俊幸プロの欠席により繰り上げ出場し優勝。ファイナル進出を決めた。
twitter:@araikeibun
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