本田朋広が「悔しい」と語った理由。【Mリーグ2025-26 レギュラーシーズン 観戦記 3/20 第1試合】担当記者 千嶋辰治

ご覧の好形イーシャンテンに漕ぎ着けた。

だが、まさかこの格好こそが放銃への袋小路の入り口だったとは、本田はまだ知る由もない。

まずは親の大介からカン【2ピン】でリーチが入った。
そして、間髪をいれずに、

太からも追っかけリーチが飛んできた。

さすがに2軒リーチに挟まれては無理!
と、オリて流局、もしくは大介のアガリとなればもうひと勝負… なのだが、

こんな時に限って薄い牌を引いてテンパイしてしまう味の悪さ。
二人に共通の安全牌はなし。
止むなく【3ピン】を勝負する本田だったが、これは太のロン牌。

わずか2,600の放銃ながら順位点の40ポイントが手から離れていく痛恨の一打であった。

もしも東2局で7,700をアガれていたら…あるいは、次局の1本場で6,000オールをアガれていたら…。

それらの場面を振り返り、本田は何度も何度も「悔しい」と気持ちを吐露した。
無理もない。
もしもここでトップが取れていたならば、残り3試合でより苦しまずに済んだかもしれないからだ。

と、こんな時。
「あぁ、やっちゃったなぁ。」
と悲嘆に暮れる打ち手もいるだろう。
どんどんチームの雰囲気が重たくなって、やがて地の底へ足を引っ張られていくこともあるのかもしれない。

が、そこは我らが雷電。

さらにはチームメイトの黒沢も、


とご覧の様子。
雰囲気が重たくなるなどと言うのは杞憂のようだ。

それに、Mリーグ創設以来、雷電を見つめてきた私を含むユニバースにとっては、
「あぁ、まだまだ面白くしちゃうんだなw」
と、いつものことのように感じているだろう。

ただ、今年の相手は瀬戸熊直樹の盟友、多井隆晴率いるABEMASである。
来週の木曜、そして最終日の金曜。
それぞれに涙なしでは語れぬドラマが待っているだろう。

この場を借りて、両チームのファンの方にお伝えしたい。
どうか、それぞれのチームの戦いを冷静に見つめていただきたいのだ。
相手のチーム、さらにはそれ以外のチームに対して何かを言いたくなる気持ちはわかるのだが、どちらのチームのメンバーもおそらくそれを望んではいないはずだ。

激戦の末、勝ち残ったチームには惜しみない賛辞を。
そして破れてしまったチームには、来期の捲土重来を期して労いの拍手を送っていただきたい。

どうか、この戦いの果てが全てのMリーグファンによる温かなものとなることを願う。

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