麻雀プロが本気で麻雀AI・NAGAに学んでみた~ 第1回「追いかけリーチ編」

日本で一番、麻雀が強い奴は、誰だーーーー!?

日本で最も有名な麻雀大会であろう、麻雀最強戦のキャッチフレーズである。

誰なんだろう。

Mリーグを含むあらゆる対局でトップの成績を叩き出し続け、
名実ともに最強と名高い多井隆晴プロだろうか。

それとも、ネット麻雀「天鳳」にて二度の四麻天鳳位と三麻天鳳位を獲得した太くないお氏だろうか?

はたまた、表舞台では知られていない謎の人物なのか…。

 

そもそも、麻雀が強いとは何なんだろう?

考えるだけでモヤモヤするが、一つだけ確かなことがあるとすれば、
そこに俺の名前が挙がることはまず無いということ・・・!無念・・!

私の名前は多喜田翔吾(たきたしょうご)。


「地球で一番麻雀が強い男」になるべく、天鳳の鳳凰卓に「たま子」というIDで参戦し、日々修業を積んでいる。

「最高位・最強位・天鳳位」のタイトルを総ナメし、人類の誰もが見つめる最強の男になる・・・!!
と2年半ほど前に意気揚々と最高位戦の門を叩き、
最初は特別昇級リーグ準優勝、最高位戦Classic4位などの実績を残し運よくB2リーグに飛び級、加えて天鳳でも九段に到達するも、そこからスルスルと転げ落ち現在はC1リーグ所属、天鳳六段の一選手として活動中。

「違う..!!こんなはずでは…!!!」と枕を濡らす日々を過ごしている。
今に見ておれ…!!

さて冒頭の話に戻るが、現在「日本で一番麻雀が強い奴」の候補に颯爽と現れた奴がいる。残念ながら、人ではない。どちらかというと概念か。

そう、ドワンゴ社が開発した麻雀AI「NAGA」である。
天鳳の特上卓で人類未到の十段到達を達成したのは記憶に新しいが、
打ち筋を披露するのみに留まらず、プレイヤーの牌譜を添削してダメ出しまでしてくれる「天鳳牌譜NAGA解析」という超革新的なツールをリリースした風雲児である。

外部リンク:NAGA公式サイト

将棋やポーカーの世界では既にAIが十二分に発達し、その打ち筋から学ぶことは普通のこととなっているらしい。
そしてその波は麻雀界にも既に訪れている…ということを、是非皆さんにも体感して頂きたいと思っている。

そして私は現在、これまで自身が培ってきた麻雀のスタイルをすべてかなぐり捨て、もはやNAGAと一体化することを目指して研究を進めている。


そしてこのコラムでは、麻雀AI「NAGA」を24時間365日、研究し続けた私が、その打ち筋を解釈し、皆さんにお届けすることを目的としている。
勿論、NAGAの打ち方が絶対正解ではない。
「現状の麻雀AIはこういう打ち方なんだ」という程度に受け取ってくれると嬉しい。

では、記念すべき第1回に入っていこう。

本日のテーマ「追いかけリーチ判断」

<ルールについて>
完全順位戦の東南戦で、90-45-0-▲135のポイント配分。
要するに、「ラスが大ダメージ」「素点が無い」というのが
大きな特徴と思っていただいて差し支えない。Mリーグの逆である。

早速だが、こちらの場面をご覧いただきたい。

Q1.リーチする? しない?

状況を整理すると、こんな感じである。

【4マン】【4マン】【8マン】【2ピン】【3ピン】【5ピン】【6ピン】【4ソウ】【赤5ソウ】【6ソウ】【7ソウ】【8ソウ】【9ソウ】 ツモ【1ピン】 ドラ【3マン】

・東場とはいえ大きく抜けたトップ目
・自分の手はピンフドラ1聴牌
・ラス目の親リーチの一発目

ここでNAGAが出した答えは…



A1.リーチ!

ご覧のように、画面右下のバーが天井まで伸びている。これは「超大差でリーチ優位」を示しており、
リーチ/ダマが微差の場合はバーの長さは中央線に、ダマ寄りになるにつれてバーは短くなる..という仕様だ。

このような局面について、よくある捉え方は以下だ。

・親リーチの一発目だから慎重に行きたい
・ここで勝負しなくても放銃しなければ連対(2着以上)は拾えそう
・この点棒状況なら局収支で打つ必要はない

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