まさに「対人戦術の鬼」!
BEAST X 下石戟が
卓上で見ている
「3つのポイント」とは…?
文・ゆうせー【木曜担当ライター】2026年3月5日
日本プロ麻雀協会、下石戟。
オーディションを勝ち上がり、今年度からBEAST Xに加入。
ここまでで11回のトップを獲得。
ポイントにして、400以上ものプラスをチームにもたらしている、
BEAST X 快進撃の立役者だ。
個人スコア賞や最多勝も狙える位置にいる下石は、本日1戦目に出場。
接戦の末、2着となり、
タイトルを手にするため、そしてBEASTのレギュラーシーズン優勝へと望みをつなぐために、
2戦目も連投。
静かに卓へと向かっていった。
第2試合
東家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
南家:内川幸太郎(EX風林火山)
西家:鈴木たろう(赤坂ドリブンズ)
北家:下石戟(BEAST X)
下石戟は麻雀を「対人ゲーム」としてとらえている側面が大きいと、私は感じる。
特に、河から情報を的確に読み取って、自分の選択に活かしている。試合の流れに沿って、具体的に「3つ」に分けつつ、紹介していこう。
まず第一に、下石は「他家との速度感の差」、いわゆる「間合い」を物凄く大事にしているように見える。
東1局。イーシャンテンとなっていた下石は、
をツモってくる。
立体図を見ると、
(黄色の牌がツモ切り、白の牌が手出しを表す。)
上家のたろうが、ソウズの染め手模様。
持ってきた
は、全体として安全度の高い牌である。
ここで下石は、
瞬く間に
をツモ切った!
自身がチャンス手だというのもあるが、ソウズの染め手もまだ数牌を余らせていない中で、受け入れを最大に増やして「先手をとろう」と考えたのであろう。
自分のツモはもちろん、ポンの効くシャンポン受けの3枚は、簡単に手放せない。
ソウズに染めている他家がいるときは、得てして
を逃したくなるものだ。
しかし、ここで先切り気味に
を打っても、待ちが良くなる効果は薄い。
をすでに捨てている下石から
が手出しされたら、![]()
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からの
–
待ちはどのみち他家の読み筋に入ってしまう、という要素もあったように思う。
また、たろうは遠目のホンイツをしてくることが多い打ち手なので、このチャンス手でいたずらに手を狭めるのはよくないとも考えたかもしれない。
いずれにせよ、ここは「他家との間合いを考えて、全力で先手を取りにいく場面だ」と下石は判断し、
狙い通り、
をアンコにしてリーチ!
追っかけてきた内川とのめくり合いを制し、2000-4000のツモアガリを決めた。
風林火山の内川も、下石と同じように400以上のプラスポイントを持っている。
しかも、内川はこの日1戦目にトップをとって、通算で12勝。現在の最多トップである、13勝の滝沢、永井に迫っていた。
かたや下石は11勝。ここは内川をおさえて、自身が1着でゴールテープを切りたいところだ。














