最後の1牌に刻まれているのは偉業の2文字なのか 瑞原明奈、2年連続MVPへ孤独の大航海【Mリーグ2022-23観戦記3/20】担当記者:徳岡明信

最後の1牌に
刻まれているのは
偉業の2文字なのか
瑞原明奈
2年連続MVPへ
孤独の大航海

文・徳岡明信【月曜担当ライター】2023年3月20日

第2試合

レギュラーシーズンも残り1日、本日戦うチームにとっては最終戦を迎える事となる。
長いようで短かったレギュラーシーズン、本年度も様々なドラマが私達麻雀ファンを熱くさせてくれた。

そして毎年の風物詩といっても過言では無い【MVP争い】
今年最もポイントを伸ばした選手に与えられる称号。

昨年度の瑞原明奈沢崎誠のMVP争いがつい昨日の事のように鮮明に思い出す。

本日対戦チームの最終戦。
MVPを狙う選手が最後の戦場へと送り込まれる。

MVP2年連続の偉業はもう目の前だ。
気高き女海賊が今年もMVPというお宝まで辿り着く事ができるのか?

今シーズンは開幕日に華を添えた四暗刻から始まり、終始抜群の安定感でレギュラーシーズンを走り抜けた伊達。
栄光のMVPは目の前だ、暫定首位の座を守り切れる事ができるのか。

今シーズン27戦中12勝、去年の辛酸を舐めさせられた本田の姿はもうそこには無い。
終盤かなりポイントを減らしてしまったものの、最後は「やっぱり今年は本田だったな」と思わせてくれるか。
【北陸のプリンス】が【Mリーグのプリンス】に成らんとす。

そしてセガサミーフェニックスの魚谷。

自身のTwitterにも記載していたように
セミファイナル進出はほぼ絶望的な状況ではあるが
最終戦は普通に打つ事を宣言している。

本人にもこの日を迎えるにあたって相当な葛藤があっただろう。
麻雀にはこのような「目無し問題」は付きものである。

しかしチームやサポーターの為に魚谷はこのような戦い方をする事を選択した。

最後まで魚谷の雄姿をしっかり見届けたい。

MVP争い各選手の条件

伊達、瑞原、本田は本日の結果でトータル1位になれば
明日の結果次第ではあるが、MVPへの可能性が残る。

第2試合開始時点のポイント
伊達:316.8P
瑞原:316.0P
本田:240.8P

Mリーグの順位点は
1着:+50P
2着:+10P
3着:△10P
4着:△30P

と、設定されているので
・伊達と瑞原は0.8P差なので、着順が上の方が勝ち
・本田のトータルポイント暫定1位になる条件
① 本田トップ 瑞原3着なら15200点差以上の素点が必要かつ、伊達が4着ならOK
② 本田トップ 伊達3着なら16000点差以上の素点が必要かつ、瑞原が4着ならOK

主にこの2つの条件の内どちらかを目指していく事となる。

トップは必須なのは明確だが、重要な事は
いかに魚谷を2着に置いておけるか
ここが肝となってくる。
この条件を予め把握した上で観戦して頂けるとさらに試合を楽しめる事は間違い無い。

泣いても笑っても4チームにとっては最終戦だ。
各選手の意地と意地の至高のぶつかり合いを最後までご堪能して頂きたい。

  • この記事が気に入ったら
    フォローをお願いいたします!
    最新の麻雀・Mリーグ情報をお届けします!

  • \ほぼ毎日4コマ最新⑤巻 10/9発売/