子供の手本にしたい超攻撃スタイル“寿人を大画面で楽しもう”【熱論!Mリーグ】担当記者:梶谷悠介

熱論!Mリーグ【Mon】

子供の手本にしたい

超攻撃スタイル

寿人を大画面で楽しもう

文・梶谷悠介【月曜担当ライター】2018年11月19日

皆さんMリーグ楽しんでますか??

私はというとめちゃくちゃ楽しんでいる。当然今までの放送はすべてチェック済み。

こんなに麻雀放送を観たのは麻雀覚えたての頃以来かもしれない。

今回はそんなMリーグがさらに楽しめる超便利ツールを紹介しよう。

Fire TV Stickの登場だ。

ご存知の方も多いと思うが、このスティックを装着するだけで簡単に自宅のテレビでAbemaTVを観ることができる。

段々まわし者のようになってきたが、そう敬遠せずについてきて欲しい。間違っても忖度料など受け取ってはいない。

Mリーグは平日の19時から始まる。ちょうど夕飯時で、これを購入するまでノートパソコンやタブレットを食卓に設置していたのだが、場所を取るは画面を開くのに手間がかかるはでとにかく面倒だった。

それがFire TV Stickを装着してからどうだ、リモコン一つですぐAbemaTVを大きな画面に映し出すことができる。画像はきれいだし場所も取ることがない。

今ではこうして

親子のコミュニケーションにも一役買っている。なんて素晴らしい番組なんだMリーグ。

ちなみに月額960円のAbemaプレミアムに登録すれば、追っかけ再生をすることができるので19時をまわった場合にも対応できる。この機能はWEB版にはなく、ビデオ再生できる24時を待たなくても繰り返し視聴できるとあって、我々観戦記者にはリアルに重宝している。

というわけでまだ購入していないという方にはぜひオススメする。たった4980円で快適なMリーグ観戦ライフを送れること間違いなしだ。

さて、このように我が家では未来のMリーガーを育てているわけだが、最もお手本にして欲しい選手がこの日は出場していた。

佐々木寿人選手である。

彼の攻撃的麻雀は、麻雀の基本と魅力を最も伝えるものであると思う。

息子よ…寿人の戦い振りをよく見ておくのだぞ。

第1回戦

起家 鈴木たろう (ドリブンズ)

南家 朝倉康心 (Pirates)

西家 二階堂亜樹 (風林火山)

北家 佐々木寿人 (麻雀格闘倶楽部)

 

東1局0本場

自風のをポン、もポンしてイーシャンテンとなったが、親のたろうからリーチが入る。

ドラのが暗刻で寿人ならオリるわけがないと思っていたが、を引かされてしまう。

ここで寿人の選択は打

も無筋だが、両無筋のを切るよりマシ。またアガリ打点もを使い切れば跳満となるため攻守兼用の一打だ。

そして単騎でテンパイ。たろうのリーチはカン待ちだった。このまま押していったが、この局は横移動で終わる。

 

南1局0本場

親のたろうがポンで仕掛けている。初牌のドラはかなり厳しいところだ。

さらに朝倉からリーチが入る。

これに追いついた寿人。

迷うことなくドラのを叩き切って追っかけリーチ!

たろうは捨て牌が派手でトイトイが濃厚だ。たろうか朝倉のどちらか、または

両方がを持っていることもありうるがお構いなしだ。

こういったところを特に初心者に少し毛が生えたくらいの人に見てもらいたい。

どうしても麻雀を覚えると振り込みの恐さから腰が引けるようになってしまいがちだが、自分は点棒がなくてそれなりの勝負手である。持っているかどうかもわからない、当たるかどうかもわからないにおびえていては結局浮上のきっかけを逃すことになる。迷うくらいなら決断のリーチに行ってしまう方が断然良い。下手な考えなんとやらってやつだ。

 

南2局0本場

これも寿人の思い切りの良い一打。

ドラの切り。

ホンイツを狙うのにドラのはいらない。

中途半端にから切っていてはを切り遅れるリスクがある。

寿人の打ち方の特徴の一つはこの踏み込みの良さだ。アガリが見えたときはリスクを後回しにせず、先に処理する。

 

南3局1本場

そしてもう一つの特徴は打点意識。

常に打点を高く狙うことで攻めのリスクに見合う勝負をする。

ラス目ということもあるだろうが、タンヤオはどうしてもつけたい局面ならまっすぐの対子から切り出す。

もしも2巡目にに手がかかっていたらこのリーチは打てなかった。

この半荘、空振りが続いていたがようやくここでアガリをものにすることができた。

 

南4局0本場

オーラスの親でチートイドラ2の勝負手リーチを入れるも

たろうにかわされてしまった。

この半荘はラスに終わったが、高打点の手を作って常に攻めることができている。寿人の顔色は一つも変わらなかった。

1位:たろう(ドリブンズ)+64.9 

2位:朝倉(Pirates)+0.7 

3位:亜樹(風林火山)▲20.3 

4位:寿人(麻雀格闘倶楽部)▲45.3

 

 

第2回戦

起家 滝沢和典(風林火山) 

南家 鈴木たろう(ドリブンズ) 

西家 佐々木寿人(麻雀格闘倶楽部) 

北家 石橋伸洋(Pirates) 

 

東1局0本場

たろうの先制リーチを受けていたがチートイツで追いついていた。

ここで決断の場に2枚切れ単騎リーチ。

たろうはの後切りリーチでいかにも愚形ターツを払って好形を残したように見える。だが実際は匂いを消したチートイツだった。

余計なことを考えない寿人にはこういった捨て牌作りは通じない(ちなみにこの局は流局)。

 

東2局3本場

ここでもドラをぶった切り、は2人の現物として残すと

迷わずリーチ!

は場に2枚切れ。少しくらい迷っても良さそうなものだが…

これが一発ツモで倍満となる。

これが寿人の強さだ。ドラを先切りし一歩踏み込み、打点を作ってリーチ。攻めを繰り返し大きなアガリをものにして自分のペースに持ち込む。

まるで当たるまで大振りを続けるボクサーだ。いつかかわしきれずにクリーンヒットを許してしまう。

 

南3局1本場

対面の3着目滝沢が2巡目にもうドラのを切っている。かなり手は整っていると見るべきだが…

しかし、「そんなの関係ねえ」と言わんばかりのを滝沢からポン。

案の定リーチを受け切りで後退するが

をポンし単騎で追いつく。

は滝沢からのポン、は無筋である。恐怖はないのか?と聞いてみたいところだ。

先程打たなかったを今ここで?と思うかもしれないが、

先程はテンパイまでにの最低2牌を勝負しなければならなかったのだが、今回は1牌だけ勝負すればいいということだろう。

これをなんとツモって滝沢の勝負手を流してしまう。

 

南4局0本場

最後は好配牌をものにしトップで終了した。

寿人はシンプル・イズ・ベストのお手本のような打ち方だ。ここまでトップが個人最多の5回、ラスも個人最多の6回と波が荒い。しかし確実に結果は残してくる。ラスを取ったあとにきっちりトップを取る漢、格好いいだろう?息子よ。

1位:寿人(麻雀格闘倶楽部)+63.0 

2位:たろう(ドリブンズ)+18.1 

3位:滝沢(風林火山)▲22.0 

4位:石橋(Pirates)▲59.1

梶谷悠介

最高位戦日本プ麻雀協会所属。HNツケマイとして天鳳やブログで一時話題となる。去年パパと麻雀プロに同時なった男。最高位とMリーガーを目指して連続昇級中。

(C)AbemaTV

大和証券 Mリーグ ドリブンズvs風林火山vs麻雀格闘倶楽部vsPirates

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